• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年02月29日

    中国製品の在庫確認の必要性

    新型コロナウィルスの影響の影響で中国からの輸入に変調をきたしています。

    先日も会議で支配人から幹部に向け

    「現在TOTOのトイレが新型コロナウィルスの影響で中国からの部品調達に

    時間がかかるそうなので、いつも以上にトイレの清掃には気を付けてください」

    と号令がかかりました。

     

    それ以外も「中国製の足袋の在庫が●月までしかなく、現在代替品を調査中です」

    など切実な話題もありました。

     

    4月にリニューアルOPENするホテルの家具が中国製だったらしく、リニューアルOPEN時期を

    延期、などという話も聞いております。

     

    しばらくは「適正在庫」の考え方よりも、代替品のルート確認やいつも以上の在庫ということを

    考えていかないといかない時期です。

    2020年02月28日

    スイテます「飛騨高山」

    飛騨高山に出張でした。

     

    週末の金曜日でしたが、往路の新幹線は平時の1/6程度の乗客。
    ワイドビューひだもアジア系観光客のお客様皆無・・・という状況でした。

     

    飛騨高山の古い町並も↓のような感じでした。

    これだけ人がいない飛騨高山も近年ありませんが、じっくり観光するには最適のシーズンです。
    実際、若いグループ客やカップル客も多く、インバウンド客でごったかえしていた頃には見られない
    客層がいらっしゃいました。

     

    新型コロナウィルスの影響を考えると頭のイタイ観光業ですが、こんな時だからこそ!

    という観光もあります。

    前を向いて進んでいきたいですね。

    2020年02月27日

    スキー場受難の時代

    レンタカー旅路でした。

    道中、雨&霙&雪と冬らしい天候でした。

    ただ、例年雪で真っ白なエリアも今年は茶色が目立ち、スキー場は大変苦労されている

    ようです。雪が降った!と思えばすぐに溶け・・・で営業もままならないとか。

    当該エリアでゴルフ場とスキー場を経営されている企業の話によると、スキーがダメ

    な分ゴルフ場は盛況とのことですが、このような状況が続くとスキー場は閉鎖しないと

    いけない・・・という話になっているそうです。

     

    確かに雪が降らないことには経営努力も何もあったものではありません。

    スキー場受難の時代は続くことでしょう。

    2020年02月26日

    インバウンドツーリストが多い宿でも地力があれば、危機に強い

    弊社のクライアント先様はありませんが、インバウンドFIT(個人客)を多く集客されている

    旅館様の担当者と話をしていました。

    そちらの旅館様は外国人観光客の中でも、特にタイと〇〇から主に集客されているそうです。

    ご本人はタイ王国御用達旅館、とおっしゃるほどタイの方々が多くいらしていたそうです。

    しかし、ご存じの通りタイは現在日本に対して「渡航自粛」を発表しており、この2月もタイ人が

    激減されたそうです。

     

    しかしながら、日本人にも元々の人気宿なので2月は問題なく集客できた、とのこと。

    こういった話を伺うと、インバウンドツーリストが多い宿でも地力があれば、危機に強いと

    感じてしまいます。

     

    「誰」に対象を絞って集客するのか?と同時に、人気の宿になるためには?ということを

    平時から突き詰めていかなれければなりません。

    2020年02月25日

    繁盛店(旅館)は全体の集客数が 減少しても「強い」

    京都嵐山に出張でした。
    「スイてます嵐山」ポスターで最近話題の嵐山。

    確かにアジア系観光客の皆さんは激減している様子でしたが、その分着物を着て

    ゆっくり散策する日本人カップルや日本人女子旅を多く見ました。

     

    そして、商品力のある人気店はこんな状態でもランチに並ぶなど変わらぬ繁盛ぶり。

    訪問先の旅館様も日帰り客は一部減っているものの、宿泊客のお客様の影響は皆無という状況でした。

     

    やはり「数」ばかりをあてにした商売は危機に弱く、内外問わずの繁盛店(旅館)は全体の集客数が

    減少しても「強い」というのが実感です。

    どんな時にでも「あの店に行こう!」と思われる目的来店性のある店になる努力が平時から必要です。

    2020年02月24日

    他国の情報を発信する難しさ

    3月下旬にタイに訪問する予定があるので、たびレジというサイトに登録しました。

    外務省が発行する「海外安全情報 無料配信サービス」とのことですが、

    今朝、

    ■タイ保健省からの新型コロナウィルスに関する,教育機関等についての発表(2月23日

    というメールを受信しました。

    それによると、

    2月23日,タイ保健省は新型コロナウィルス(COVID-19)に関して,タイ国内の教育機関に対し,中国,香港,マカオ,台湾,日本,シンガポール及び韓国といった感染例が多く見られる地域から帰国した学生等に対し,14日間の自宅休養等の協力をお願いするなど,基準を作って管理するよう呼びかけております。
    他方,同日タイ教育省は,教育機関に対し過去14日以内に上記地域へ渡航した学生に関しての自宅待機命令を出しているとの情報があります。具体的な対応措置等については,それぞれの教育機関にご確認ください。

    とのことです。

    この文章を読む限り、「主語」が「帰国した学生等に対し」ということですので、

    ここに短期入国者が入っているのか不明です。

     

    週明けには詳細な情報が更新されるのでしょうが。正確な情報発信の難しさを感じてしまいました。

     

    2020年02月23日

    観光客数減でも「本物」は強い。

    京都を巡ってきました。

    宇治→三室戸寺→鴨川神社→北野天満宮→河原町→清水寺→錦市場→京都駅という

    ルートでした。宇治や三室戸寺は休日か?と思うほど人は少なかったですが、それ以外は

    アジア系ツーリストの数は少なかったですが欧米系ツーリストは多く観光されていました。

    特に清水界隈は欧米系+日本人客が多く、適度な賑わいになっており、このくらいが観光を

    楽しめる混み具合と率直に感じました。

     

    宇治で朝10:30頃に「中村藤吉本店」に行きました。

    既に入店待ちがでており、食べ終わって出るころには長蛇の列が。。。

    「本物」を提供する店は外部環境に左右されずに繁盛し続ける、という事例が体感でき

    少しほっとした京都1日旅でした。

     

    ■まるとパフェ

    まるとパフェ

    まるとパフェ

     

    2020年02月22日

    インバウンド「だけ」に頼るのは危険

    JR東海と西日本、新幹線と特急の利用者数減 新型コロナの影響で

     

    というニュースが流れています。
    報道によると

    「JR東海は、今月1日から19日までの東海道新幹線の利用者数が去年と
    比べて8%減少したと発表しました。また、在来線特急も15%減少しています。」

     

    とのことですが、日本人が減ったのがインバウンド客減少が影響したのか
    その両方なのかわかりません。
    月次のJAPAN RAIL PASSの利用回数なども指標として公開してもらいたいものです。

     

    こういったニュースが流れるたびに、インバウンドだけに頼るのは危険と実感してしまいます。

    2020年02月21日

    「巣ごもり(出控え)」をするのにも限度がある

    群馬に出張でした。

    訪問先の旅館様は1月&2月も絶好調でしたが、やはり3月の予約のは入りが
    例年より弱くなっています。
    政府が「自粛を」といっているので致し方ない部分はありますが・・・。

     

    ただ、日本人の特性として「巣ごもり(出控え)」をするのにも限度がある、
    ということです。
    東日本大震災の時も4月下旬からのGWは一気にお客様が増えました。

     

    本新型コロナウィルス騒動、一刻も早い終息を願っております。

    2020年02月20日

    今こそ国内マーケットの再構築を

    群馬に出張中です。

     

    東京から上毛高原へ到着する新幹線はほぼ満席。

    途中からの乗客の皆さんは立っておられる方々もいらっしゃいました。

    JR東海だけではなく、JR東日本も「都市間」の輸送を強化するあまり、途中駅の

    扱いがなおざりになってきた影響でしょう。

     

    確かにスピードだけを追求するなら出来るだけ「停車しない新幹線」の方が効率的

    でしょうが、地方の活性化という意味では多少の時間がかかろうが「停車」を心掛けた

    方がよいような気がします。

     

    新型コロナウィルスの影響でインバウンド客が壊滅的な状況の中、今一度国内

    マーケットの開拓を官民ともに考えてもらいたいものです。

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