Author:大坪敬史
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地元経済の活性化に協力しようと「こうべでこうて!」を購入しました。
早速、地元資本のパン屋さんで使おうと思うと
「申請しているのですが、神戸市からまだ回答がなくて・・・」と申し訳なさそうにおっしゃり、
トホホな状況でした。
それほど多大な数の企業が申請しているとは思えないので、何を手間取っているのか・・・。
事前申込&抽選後にはじめて消費者に「お買物券」が届くスキームなのに、肝心の「使える
お店」がそろっていないと、ガッカリ感が半端ありません。
事業としてのコンセプトや理念には共感しますが、実際の実務でこういったことが起こると
消費者としても残念さが際立ちます。
先日宿泊したビジネスホテルでチェックインするときに
をもらいました。
フロントの方に「住所やお名前を記載しただくとチケットプレゼントしますが、
どうされますか?」と聞かれ、よくわからないままに「お願いします」と記載を
したらこのクーポンと使えるお店リストを渡されました。
地域共通クーポンも配られ、このクーポンも配られ、ルールがそれぞれ違うので
???でしたが、この宿泊喚起クーポンは地域のお店+次回の宿泊にも使えると
いうことで、期限も長く設定されていました。
地域共通クーポンだとチェックイン日とその翌日しか使えないので、消費喚起という
意味では正解のやり方なのでしょうが、「この時期に?」というのが正直な思いです。
全国各地でこういった宿泊・消費喚起施策が行われていますが、GOTOトラベル事業
終了後の落ち込み対策にしたらよいのに・・・と思ってしまいます。
熱海に出張でした。
訪問先の熱海・箱根の両館とも9月は稼働率100%近く。
10月もほぼ満室、11月も予約できる日が後数日、といった状況でした。
熱海の施設については、この10月に大浴場を閉鎖し、その空間に露天風呂付き客室を
2部屋造成いただく予定で。そのマーケティング策も実行に移していただきました。
GOTO期間中とはいえ、この時期に工事を!とご判断いただき、正月や冬に向けての
増販を見越していただいております。
こういった前向きな投資、良い循環に繋がるので今後もますます盤石な経営体制と
なっていかれることでしょう。
伊豆に出張でした。
訪問先の旅館様では、GOTOトラベル効果もあり忙しい毎日を送っておられました。
地域共通クーポンがスタートした時期からは、お客様も大喜びで旅を楽しんで
おられるとのこと。
こうった消費喚起策、税金がレバレッジとなり宿泊業者が回復すると、そこに
働く人、そこに商品を卸す業者さんなど様々な人々に波及していきます。
今のところ、来年1月までの限定施策ですが、予算枠がある限り&補正予算を組んででも
同様の取り組みを続けていってもらいたいものです。
有馬温泉に出張でした。
GOTO効果もあり、絶好調の毎日でお忙しい日々が続かれていました。
地域共通クーポンもうまく稼働し、順調な消化率(宿で発券した枚数に対して、宿で使われる
枚数が多い)を記録されており何よりです。
冗談ですが、会議で「お心づけも地域共通クーポンで」と案内したら面白いですね!という
話がでました。宿泊費以外には「地域共通クーポン」使用可能ということですので、OK
なのでしょうが、そういった事例があるのか他のクライアント先様でも伺ってみようと
考えております。
合宿免許に使えたり、ダイビングライセンスツアーにも使える「地域共通クーポン」。
もはやなんでもありの世界です。
10/1からGOTOトラベル事業の一環でスタートした「地域共通クーポン」。
早くも様々なところで物議をかもしているそうです。
〇電子クーポンが使いにくい&わからない
あるクライアント先から伺ったのですが、若いお客様でも「地域共通クーポン」
の電子クーポンが使えない(うまくダウンロードできない)とのことで、フロント
が大混乱・・・とのことでした。
発行するのは当該旅館ではなく、OTAなので、旅館側もすべて理解しているわけではなく、
さらに、発券できても地方だと「どこで使うの?」と・・・。
〇地域共通クーポンが使えない店で、強引に「地域共通クーポン」を使うお客様
ある地域で、お客様が地域共通クーポンが使えない店で、強引に「地域共通クーポン」
を使う事案が発生し、当該地域の宿に「お客様に渡すときに、きちんと説明を・・・」との
一斉メールが流れたそうです。。。
「地域共通クーポン」は事前に登録しておかないと、クーポンを引き取っても換金できません。
ですので、そのお店は泣き寝入り・・・とのことですが、そういったことを誘発する仕組み
になっていることが問題のようです。
今後、GOTOイート事業も本格化する中で、クーポンや仕組みが乱立しますますの
混乱が予想されます。
宿問わず、事業者が「会計時に混乱する」・・・という事業はどうなのでしょうか・・・。
淡路島に行ってきました。
明石→岩屋をジェノバライン(船)で淡路島まで渡ったのですが、
純粋な観光客っぽい方々も多く乗船されていました。
地元(主に神戸や明石在住民)は明石海峡大橋が船から見えても特に
興奮せず、撮影することもないのですが、同乗した方々は皆さん興奮気味で
撮影大会の様相を呈していました。
日帰り旅行なのか、岩屋についてからバスなどで移動し宿泊するのかは
わかりかねますが、以前には見なかった光景でした。
観光客、動いてきたという証左でしょうか。
出張で新幹線に乗る際、
「コロナ対策の一環でボックス席のご利用はご遠慮ください」という放送が
必ず流れます。
これは前後の席で片方を逆にして、4名、または6名向かい合って座るスタイルです。
確かに飛沫対策においては、対策として機能しているのかな?と思っていました。
しかし、特急に乗るとそのような放送はなくボックス席で旅行を楽しんでおられる人が
いても車掌さんは注意もしません。
又、地方にはボックス席で固定されたような車両の普通列車もあり、そこの座席も普通に
座れるようになっています。
ダブルスタンダードと言われても、おかしくないJRのこの対応。
場当たり的にコロナ対策やってます感を出すためならやめ、本当にボックス席にすると
コロナにかかりやすくなるのであれば、そのような座席は排除すべきでしょう。
上諏訪に出張でした。
訪問先の旅館様では、10/1スタートした「地域共通クーポン」で
大忙しの状況でした。
自社予約のお客様に「地域共通クーポン」を配るのは当然の話ですが、
楽天やじゃらんなどのOTA経由予約のお客様にも「地域共通クーポン」
の手配をしないといけないのは、大きな手間です。
業界全体人手不足のなか、過大な負荷を現場にかけている認識はOTAに
あるのでしょうか?
クーポン1枚発行ごとに、OTAに発行手数料を請求しても問題ない位の
業務負荷。業界全体として、OTAに発券手数料を求めていきたいものです。
また、地域の飲食店や土産物店の活性化の一助に、という大義名分でスタート
した「地域共通クーポン」ですが、実際に地域で使えるお店は驚くほど
少ないのが現状です。
上諏訪でも、たまに昼食で利用させていただく地元の人が足繫く通う
蕎麦屋さんがあるのですが、その蕎麦屋さんは「手間がかかる」と本事業
に参加されないことを早々に決められたそうです。
実際には「手間がかかる」と同時に「キャッシュフローが回らなくなる」
ということも大きな要因と考えられます。
中小小売店・飲食店はただでさえ、コロナ禍でダメージを受けています。
たとえ「地域共通クーポン」が使われたとしても、入金までの時間があり、
その間のキャッシュアウトが心配されるのでしょう。
旅館のように、平時から旅行会社から2~3ヶ月遅れで入金される「クーポン」
という悪弊に慣れている業種は後払いでも良いですが、そうでない方々は現金
が滞ることが死活問題につながります。
「地域共通クーポン」の理想は素晴らしい。
しかしながら、理想だけでは商売は回っていかない。
制度設計した方々はぜひ今回の反省点を踏まえ、次の施策につなげていってもらい
たいと切に願います。
GOTOトラベルで絶好調なクライアント先様で伺うトラブルの話は、大抵
外資系OTAからの予約に起因しているものが多くあります。
これは、あまり情報リテラシーが高くないお客様が外資系OTAのエゲツないリスティング
に引っ掛かり、よくわからないままに予約し、当日になっても話が通じない&外資系OTA
に連絡しようにもつながらない、ということが主要因です。
ですので、トラブルがあった先のクライアント先様にはGOTOトラベル期間終了まで
外資系OTAの販売をとりやめていただくと、トラブルが減少しました。
インバウンドのお客様が本格的に「復活」するまでは、外資系OTAの役割は一旦なく、
「これまでよくしてもらったから、停止しにくい」という話も出ましたが、担当者の方が
そもそもリストラにあい、筋道を通す先の人がいなくなったので、止めてもよい。
という話に帰着することも多くあります。
そもそも、ドライで一方的なルールをこれまで宿に押し付けてきたので、こういった需要拡大期に
わざわざトラブルを作るような予約は必要ありません。
同時に、普段送客もしてこない旅行会社からの部屋要求など問題外です。
市場の需給バランスを見極めたうえで、「誰」と付き合っていくのか?という問題は今後も
重要になってきます。