Author:大坪敬史
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GWの旅行者数27.6%減 JTB見通しとの記事が発表されました。
当該記事に、「JTBがインターネット調査、航空会社の予約状況などから推計した。」とありましたが、イマイチ信用がおけないのは私だけでしょうか?
そこで限られたマーケットになりますが、ANAの「マイレージ」を使っての予約可能状況を個人的に調べてみました。
※2011年4月19日の段階のものです。
※伊丹空港発着の便を調べてみました。
航空会社は近年、イールドマネジメント(収益を最大化するために消費者の動向をマイクロマーケットレベルで予測し、販売可能商品数と料金を最適化させる手法)を実践してきており、これがこの状況を招いているとも言えます。
つまり、GW=高需要=単価が高いという構図を生みだし、実際の搭乗率を路線によっては著しく下げています。私もGW期間中に新潟行きの便に乗った経験がありますが、10人にも満たぬ搭乗者で閉口しました。
“需要がある”と見込んで航空運賃を高くした結果、“誰も乗らない状況”に陥り、結果的に全体の収益を下げているのです。
そうなると「空気」を運んで飛んでいるようなもので、旅行需要を生みださず波及効果も少ない結果に陥ってしまいます。
「自粛の自粛」が叫ばれていますが、今一歩進んで、“足”の単価を政策的に下げることによって“旅”は促せるものと個人的に確信しています。事実、上記のような空席状態であればマイルを使っての旅行は直前でも増えてくるでしょう。
JRも相当苦しい・・・というのであれば、
・10,000円の客 × 50人 よりも
・5,000円の客 × 500人 ・・・という発想で、観光業界の底上げをしていってもらいたいものです。
なにせ、エンドユーザーに「行ってみよう!」と思わせることが重要で、その役割は何も旅館やホテルの努力のみならず、こういった時期だからこそ、「足」の部分の改善&改革を切に望む次第です。
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