• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2025年10月13日

    大阪万博終了

    今日で大阪万博が終了しました。

    「インバウンドの起爆剤に」と叫ばれていましたが、

     

    大阪・関西万博の外国人来場者の比率は、開幕直後の9月時点では当初目標の約12%(350万人)を大幅に下回り、
    約6.1%(開催日から9月12日までの来場者数で計算)となっている。

     

    とのことで予想から大幅マイナスということですが、あまりメディアでは取り上げられず

    万博成功という虚情報が流れています。日本人が多く来訪したことは間違いありませんが、その客層は

    本来別の地域への観光や宿泊をする可能性があったそうで、大阪万博が日本人の観光マーケットを吸った

    「だけ」という論調はなぜか封じられているようです。

     

    一部、恩恵のあった地域や業種もあったでしょうが、地方に目を向けると万博恨み節が多く聞こえて

    きました。マスメディアの流す一方的な論調は今の時代通用しないので、いずれ虚報が検証されていく

    ことになるでしょうが、万博が「やっと」終わってくれたということが何よりの地方観光にとっての

    朗報になることに皮肉を感じざるをえません。

    2025年10月12日

    日本旅行 創業120周年

    先日、「日本旅行 創業120周年」ということを知りました。

     

    JR西日本管内の各主要駅に店舗を構えていた頃はまだ予約の発生も認められましたが、

    駅を不動産化し、賃料をとる戦略に変えたので店舗はほぼみかけないようになりました。

     

    弊社のクライアント先様に120周年記念プランで何か特典を付けてくれないか?という依頼

    があり、参画施設を見てみるとほぼありません。。。まぁ、予約発生はほぼないでしょうが、

    オペレーション乱さない範囲の特典をお情けでつけてやりましょう、ということになり

    ましたが、こういった扱いを受けることから考えてかつての「勢い」は皆無です・・・。

     

    次の100年を待つまでもなく、消えてしまいそうな感もありますが、何かしらの生きる

    道をたどってもらいたいものです。

    2025年10月11日

    ポートターミナルに停泊しているクルーズ船

    神戸のポートターミナルにクルーズ船が停泊する日が増えてきました。

    ポートターミナル駅にタクシーや送迎バスが停まり、クルーズ船に乗船されている方々が

    続々と神戸の街に出ていっています。

     

    こういったクルーズ船、地域の観光客数を増やすにはよいのかもしれませんが、「宿泊」は

    「船」ですので、宿泊客を増やす効果はありません。来ないよりはマシなのかもしれませんが、

    「日帰り観光」と「宿泊」では経済貢献の規模が違います。

     

    単純に24時間以内に出航するのではなく、2~3日停泊してその土地の宿に泊まる、という

    旅もニーズがありそうですが、あまり聞いたことはありません。単純に「観光客」の数だけを

    追うのではなく、「質」を重視していきたいですね。

    2025年10月10日

    神戸市中央区役所にて

    所用で神戸市中央区役所に行ってきました。

    中央区役所が神戸市役所の近くに移転して2回目の訪問です。新しい建物でオフィスの

    ようでした。

     

    ただ、暇な窓口も多く、区民いないのに窓口で3人談笑しているなど、一般企業だと

    閉口してしまうような働き方が旧態依然と続いていることに啞然としました。もちろん

    中で懸命に働いておられる方々もいらっしゃるのでしょうが、建物新しくしても無駄

    バラまいていることが区民の為になるとは思えません。

     

    一部のこういった働いていない人のしわよせが他の人員に及ぶ・・・というのは公務員

    の方が改善の余地が多いのかもしれません。月末に神戸市長選挙がありますが、今一度こういった

    無駄を排除し適正な税金の使い方を検証してもらいたいものです。

    2025年10月09日

    大阪万博 運営費は「黒字」

    大阪万博 運営費は「黒字」というニュースが流れています。

     

    確かに「運営費」は黒字なのかもしれませんが、会場建設費など、他の費用を含めたら大きな赤字です。

    旅館でいうところ、過大な設備投資をして借金まみれだけれども、1年間の損益計算書を見たら黒字、

    ということは「経営」にはなりません。旅館は過大な借金背負ってても継続して営業することにより

    黒字を生み、返済にまわせますが、大阪万博は6ヶ月間の期間営業です。

     

    運営費のみの黒字がなぜか全体が黒字のように報道されるのは、何か意図があることは確実です。

    googleなどで「大阪万博 赤字」とググっても正確なURLがヒットしないことにも闇を感じます。

    これから万博跡地をカジノ含むIRに進んでいくのでしょうが、誰がツケを払うことになるのか・・・。

     

    隣接する県に住んでいるものとして注視していきたく考えております。

    2025年10月08日

    初秋の京都

    京都に出張でした。

     

    国慶節は今日までのはずが、某国団体が大声のツアーガイド先導で京都の雰囲気をブチ

    壊していました。日本人もかつて、ヨーロッパでこんなことしていた時代もあったそうなので、

    そりゃ目くじら立てられるよな~と。

     

    気候も穏やかになり、修学旅行生や欧米客も多く夏の静けさが嘘のような喧噪でした。

    訪問先の旅館様では、早めに荷物をおかれ、街に観光に行かれる方々も多く、地域に観光コンテンツ

    が多いとこういった旅行形態が成立します。

     

    オーバーツーリズムで京都忌避などと言われていますが、広域での観光コンテンツを持った観光地は

    やはり強いと感じた次第です。

    2025年10月07日

    要人警護の伊丹空港

    昨日、伊丹空港に到着したらやたらと警察が多く何事か?と思ったら

     

    「10/6の天皇皇后両陛下の来阪」とのことでした。

     

    大阪万博に行かれていたようです。

     

    驚いたのが、沿道に国旗持った小学生集団がいたこと。こちらはリムジンバスで

    空港から移動したのですが、最初見た時は「バス乗り場に大量の人が・・・」と絶句して

    しまいました。同じバスに乗っている人たちからもざわめきが聞こえ、警備やイベントの大きさ

    を実感しました。

     

    以前、トランプ大統領が来たときは一時的に伊丹空港に到着する便が上空待機やダイヤの大幅な

    乱れがあったので、そのことを思えばまだまだですが、また日本に来るのであれば大変だろう・・・

    とゾっとした次第です。

    2025年10月06日

    ANAのLCC化

    新潟に出張でした。

     

    昨晩の19:30すぎに、今日の搭乗予定便の「欠航が決まりました」というメールが届き、

    併せてJAL便に変更しました。朝、伊丹空港に到着すると今後は帰路の便で「欠航が決まりました」

    というメールがあり、新潟空港に到着してANAのカウンターで処理して無事に帰ることができ

    ましたが、本当に勘弁してもらいたいです。

    両便ともIBEXエアライン(ANAとの共同運航便)でしたが、こういったことが続くとビジネスでは

    使えない便となっていまいます。

     

    朝のJAL便でもビジネスマンが「昨日の時点で欠航に気づいたから変更できたけれども、気づかなかったら

    終わっていた・・・」と苦笑されていましたが、どこのLCC?という話です。

     

    コールセンターも話の通じない人も増えてきたのでメインの航空会社を変えようかとも考えましたが、

    神戸空港を利用する限りANAが便利なので躊躇してしまいます。

     

    2025年10月05日

    神戸に来るインバウンド客は「どこで」夕食をとるのか?

    昨晩、三宮のある飲食店で夕食をとりました。

    ポートライナーにはキャリーケースなどを持ったインバウンド客が多く乗車していましたが、

    私が行った飲食店には一人も見かけませんでした。

     

    神戸の街にインバウンド客はいつつも、飲食店などに行かずにホテルでコンビニ食では

    地域貢献には弱いと思って、帰り際に阪急三宮店の地下食品街に行くと、多くのインバウンド客が

    飲食物を物色し、購入されていました。

    まだコンビニ食だけでないだけマシなのかもしれませんが、消費としては寒い限りです。

     

    もしかして、日本の百貨店クオリティーの高さが評価され、あえての消費行動なのかも

    しれませんが、そうであればインバウンド客向けにもっと高単価な商品を開発すべきです。

     

    人の流れの実際を見るといろいろなことがわかると実感した出来事でした。

    2025年10月04日

    自民党新総裁が観光業に与える影響

    自民党総裁が決まりました。

     

    クライアント先様の社長や女将さんが自民党員ということを知り、地方の経済にも

    根差しているのだな~と。

    これからどういった政策が出てくるか分かりませんが、これまでインバウンド一辺倒

    だった政策が軌道修正される可能性もあります。

    一部民意が過剰なオーバーツーリズムに嫌気をさしていることも事実で、単純な抑制策

    よりも相互に恩恵があるような政策を望みます。

     

    停滞感が出ていた政治がどう変わっていくか、過剰に期待することなく見守っていき

    たく考えております。

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