• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2011年07月12日

    商品への想いが「クレーム」から「信用」に転化させる

    昨日、三島からの帰路に駅で弁当を買いました。

    生わさびがついている寿司なのですが、弁当を空けると「生わさび」が見当たらず・・・。
    結局、わさびがなかったので生臭い感じの寿司を食べることになり。。。

    まぁ、そんなこともあるよね、と特に気に留めなかったのですが、「どのような対応」をするか興味があったので電話してみることに。
    (製造工場のTELが掲載されていたので電話してみました。)

    電話をし、概要を説明すると、工場の責任者から折り返しのTELをもらい以下の流れのような話になりました。

     1)謝罪
       -大変申し訳ありませんでした。
       -当方(企業側)もあえて生わさびをつけ、お客様にすりおろしていただいてお召し上がりいただく
        寿司にして販売しているのに、それを台無しにしてすみません、と商品の想いを語っておられました。

     2)対応
       -原因をはっきりさせないと同じ事がおこるということで、
        「お電話を頂戴した段階で工場の生産を一時STOPし、原因究明の会議をこれから行います」と。
       -「また原因がはっきりしましたら、その内容を改めて報告させていただきます」ともおっしゃっておられました。
      
     3)結論
       -商品は生モノなので郵送は不可能で、代金を返金させてもらいたい

    という話になり、その流れで決着しました。(結局TELをもらって8分ほど、お話を伺っていました)

     ※「三島に次いらっしゃるのはいつごろでしょうか?」と聞かれたので「来月です」と回答すると、
      「来週にでもいらっしゃるのでしたら、直接謝罪をと考えましたが、1ヶ月後だとお時間があいてしまいますので・・・」と上記の結論になりました。

    まず、謝罪 → 原因究明 → 結論 という流れは想定していましたが、「生わさびと寿司との関係」をあつく語られることは想定していなかったので新鮮な感じを受けました次第です。

    また、商品に対する想いを伝えることにより、「生わさびが入っていなかったこと」がクレームではなく、「次に生わさびと寿司を一緒に食べてみたい」という気分にさせる点が“凄いな~”と素直に感じいってしまいました。

    次、三島で弁当が買う機会があれば、もう一度同じ商品を買ってみようと思います。

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