• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
    月別の投稿
    2011年7月
    « 6月   8月 »
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    2006年12月から「毎日」更新中!
    ブログ内検索
    2011年07月27日

    資本力を超える“おもてなし”

    沖縄では、1泊6,300円/人のペンションと、1泊17,850円/人のリゾートホテルに泊まりました。
    (共に、1泊朝付プランです)

    ペンションは5室以下、リゾートホテルは30室以下の宿泊施設です。
    それぞれに、細やかな“おもてなし”が実現可能な客室数ですが、朝食ひとつとっても、圧倒的な“差”がありました。

    1泊6,300円のペンションの朝食のメインプレート
    朝食1

    1泊17,850円のリゾートホテルの朝食のメインプレート
    朝食2

    【1泊6,300円のペンションの朝食のメインプレート】
    1)地元の野菜や果物を使っている
    2)説明が細やか。(ソーセージ以外はすべて地元のものを使っています!)
    3)この他に、フレッシュジュース、コーヒー、紅茶から選べる
    4)パンはおかわり自由

    【1泊17,850円のリゾートホテルの朝食のメインプレート】
    1)食器に高級感がある
    2)説明はなし
    3)この他に、フレッシュジュース、コーヒー、紅茶から選べる
    4)パンは3種類ついてくる
    5)果物(4種)&野菜(3種)はバイキング形式

    施設クオリティー、広さに関してはペンションがリゾートホテルに勝てるわけはありませんが、朝食のクオリティーは圧倒的にペンションが上だと感じました。
    リゾートホテルの方は、オペレーションを重視してか、せっかく果物や野菜がたくさん採れる時期なのに、沖縄のものではなく、本土のセオリー通りの朝食。
    (スナックパインなど、近所の直売所で100円/1個で売っているのにも関わらず、バイキングのパインは外国産・・・)

    ちなみに、じゃ○んの朝食の点数はペンションが4.9点でリゾートホテルが4.3点。
     ※じゃ○ん口コミを過度に信じてはいませんが、共に悪い点数というわけではありません。
     ※もちろん、両方とも「宿公式HPで予約」しました(笑)。

    地域問わず、旅館が目指していくものは資本力に基づいた「おもてなし」ではなく、オーナー色や地域色を色濃く出した「おもてなし」であることを再認識させられた次第です。資本力がなくとも、オーナーが地域を理解しようと行動し、良い食材を仕入れ、物語りながら供することで圧倒的な評価を得ることができるのです。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

    ◆ブログでは書けないDEEPな内容!?メルマガ登録はコチラから。

    ブログランキング参加しております。更新の励みになります。

    にほんブログ村 旅行ブログへ人気blogランキングへ人気ブログランキング【ブログの殿堂】