• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2011年10月07日

    観光業界に関わる人は自分の足で“観光をせよ!”

    京都市内をレンタカーで観光し、ある有名旅館さんで昼食を取りました。
    思うことが多々ありましたので、とりとめなく書かせていただきます。

    1.嵐山にて
    ■天龍寺
    天龍寺の駐車場にレンタカーを停めました。駐車料金は一般車もバスも1,000円。
    係員は「他の駐車場は時間あたり900円ですが、うちは終日1,000円です」と言ったので、天龍寺の駐車場に停めましたが、少し離れたところには、もっと安い駐車場が。。。
    強引な誘導、いいかげんな駐車誘導など観光客が多く訪れる地域ならではの行動です。
    一般車とバスが同じ料金というのも???
    一般車を停めるよりバスを停めたほうが地域にお金が落ちるから・・・ということでしょうか。

    ■竹林
    多くのインバウンド客で賑わっていました。
    ・・・が、雰囲気ある竹林の中をタクシーがかけぬけます。
    車の乗り入れをOKにすることで、足の悪いお客様などの誘客は可能でしょう。
    が、観光客の思い出には「竹林は素晴らしかったけど、車がね~」と良い印象は残りません。

    2.市内にて
    ■某旅館にて
    昼食をいただきました。料理内容、おもてなしは文句のつけようがなく素晴らしかったです。
    ただ、、、。
    レンタカーでその旅館まで行ったのですが「当館の契約駐車場にお停めいただけます」と指定駐車場を案内されました。
    帰路、旅館で昼食代金を払い、駐車場にいくと「1500円になります」と言われ驚き。。。
    「えっ!?○×旅館さんの契約駐車場なので支払いはすんでいるのでは?」とこちらが言うと、駐車場の係員が「いえ、違います。○×旅館さんが支払いをする場合は、その連絡を受け先に支払いを○×旅館さんからいただいています」と回答されさらに絶句しました。
    類推ですが、昼食客の駐車場代は払わずに宿泊客の駐車場代は支払っているのでしょう。
    一人、15,000円程度の昼食代金を払っていたので、係員に上記のように言われたのは本当に驚きました。
     ※そうであるなら、旅館側からもそのような説明をもらいたかったです。
     ※土地の高い京都ならではなのかもしれませんが、まず他の地域でこのようなことを言われた経験はありません・・・。

    なんだか後味悪く、駐車場から出てその旅館の前を通って帰ったのですが、その際丁寧に旅館の方がお時儀をされておられました。まさに本末転倒という言葉があてはまります。

    地方で食事や観光をする際に「駐車料金」というものは、あまり意識しません。多くが無料という現実があります。それらを経験している人が京都に車で観光にきて“どう思うのか?”考えた上での行動なのか疑問に思えます。

    何も駐車料金を安くしろ、と言っているわけではなく、“京都の特異性をわかって商売をしているのか”という点をみつめ観光客に接してもらいたいものです。

    細かな、些細な、貧乏くさいといわれることかもしれませんが、『自分たちが当たり前に思っている行動』がお客様に“不快感”を与えることになっていないかという気付きすらもてないことは、本当に危険なことです。
    それを回避するには、色々な地域を“観光客の目線”で “観光する”ことが重要です。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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