• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年02月24日

    旅行会社の残念な広告に思う・・・。

    今朝(2012.02.24)の日経新聞に下記のような広告が掲載されていました。

    広告

    学生時代、お世話になった企業なのであまり悪く言いたくはないのですが、ひどすぎる広告なので啓蒙の意味も込め、ブログで紹介させていただきます。

    この広告、エースJTBが『添乗員が付いている募集旅行で、より個人旅行に近付いた自由でこだわりの旅をはじめましたよ』という意味なのですが、業界関係者でもパッと見てそのように理解するのに時間がかかる作りです。
    言いたいことをたくさん書いて、わけがわからなくなっている、、、と換言しても問題ありません。

    さらに、
     ・「華やぎ」や「優雅」など一般のお客様が知り得ない社内用語を掲載している
     ・興味があり、もっと詳しく見たいと思っても、WEBに繋げておらず電話問い合わせを促している
     ・値段が掲載されていないので、料金基準がわからない
    など突っ込みどころ満載です。

    さらに「お宿は団体向けのホテルではなく1泊は小じんまりした宿に泊まりたいなぁ・・・」という文章が掲載されていますが、
     【対お客様には】     
       なんだ。この旅行会社の旅行はいつも“そういうホテルに泊まらせているんだ”
     
     【対団体向けホテルには】 
       団体向けホテルが悪いように書くな!そもそも、部屋を増やせって行ったのは旅行業界だろ!

     【対小じんまりした宿には】
       「小じんまり」って褒め言葉?それは客室数なのか、敷地なのか?いい加減な表現をするな!

    とブーイングが渦巻いているのがよく理解できます。

    仮に日経新聞にこれだけの大きさの広告を掲載するのであれば、
     『ワンランク上の旅行ハジマリマシタ!といって、サンプルツアーの行程を示し「無料モニター15名」
      を募集する。』
     →その応募に対しての何かしらのマーケティングアプローチをする
     →WEBからも応募できるようにし、顧客情報を集め活かす
     →FBなどのSNSからも応募できるようにし、顧客情報を集め活かす

    などともっと業績UPや実利を求める方策は色々あるはずです。

    逆に、このような広告を打てる(=金に困っていない優良企業とアピールする)ということを狙っているのであれば、コレ以上の広告はありませんが。。。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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