• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年02月29日

    漁業ビジネスモデルを転換しよう

    都会(大阪)で打ち合わせをしていました。

    ある地域の漁師さんと「魚の直販」について打ち合わせをしており、興味深い話をたくさん聞くことができました。

    農業における問題点がJA(農協)であるように、漁業における問題点もJF(漁協)にあるという話が印象的でした。
    一番憤っておられたのが、「自分が獲った魚の値段を自分で決めることができず、二束三文で漁協に卸さなければならない」ということでした。

    何だかネット販売が盛んになる前の旅館業界に似通った話ですね。

    漁協という組織運営が大前提なので、漁協職員はくっちゃべりながらサザエの仕訳をしている(漁師なら1人で出来ることを漁協職員は4人でやるそうです)中、漁師は荒海に漁にでる。
    冷静に考えるとおかしな話です。

    ただ、 “そういう商売をしないといけない”=漁師自ら魚を売ることが出来ない、という構図を変えないと、この問題は解決しません。

    若く誠実でパワーあふれる漁師さんでしたので、弊社としても何かしらの仕組み作りをお手伝いできれば、と考えています。

    「憤り」を前向きにチカラに変えていくことの重要性を改めて感じた次第です。

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    2012年02月28日

    関西から近くて遠い箱根へ

    箱根に出張でした。

    関西からでしたら、東京より近いはずですが恐ろしいほどの時間がかかります。
    JRがと大都市間の狭間の駅に停車する便を減らしているせいもあるでしょうが、距離は近くても遠いエリアです。

    箱根連山を望みながらの会議。
    箱根連山

    写真におさめることはできませんでしたが、遠くに雪景色の富士山もくっきりと見えました。
    平日ですが大型バスが何台も走っており、観光地としてのポテンシャルの高さを垣間見た次第です。

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    2012年02月27日

    本屋の旅行ガイド&グルメコーナー

    書店巡りをしていました。

    特に旅行ガイドコーナーとグルメコーナーを徘徊していたのですが、ネットと違い「探そうと思っていた以外の書籍」を見つけることが出来るのがリアル書店の強みだと思います。

    特にグルメコーナーを見て思ったのが
     ・美味しい日本料理、などを紹介する書籍がほとんどない
     ・彼氏と行くレストラン、に日本料理店の紹介はほとんどなく、イタリアンやフレンチばかり
     ・たまにある日本料理店の紹介でも、掲載写真は「いつの時代のポジだ!?」と思うほどの低クオリティー写真
     ・中華料理を紹介する書籍は皆無
     ・流行りのレストラン紹介ページには、何かしらの「野菜」を使ったメニューがある

    と実需にあっているだろう書籍の品ぞろえでした。

    「ネットでは探せない情報満載」と表紙に掲示され、ヒドイ中身の書籍もありましたが、WEBとリアルのすみ分けは「情報の網羅性」と「深さ」と「提案性」であることを再認識した次第です。

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    2012年02月26日

    当世「いちご狩り」模様

    私が子供の頃以来の「いちご狩り」に行きました。

    いちご農場も、個人を相手にするより団体を相手にしたほうがもうかるのでしょう。
    ネットで検索し、電話をしても断られるケースが多かったのです。

    ビニールハウスの中に、脚立のような高いところでいちごを植えています。
    いちご狩り

    私が子供の頃は、地面にそのまま「いちご」が植えてあったような記憶がありますが、時代の変化ですね~。
    黄色い「ふだ」のようなものは、小虫を貼りつける除虫シートでした。(かなり、えぐい絵になりますので、写真掲載は控えさせていただきます)。

    どういう客層が来ているのかな、と周りを見渡すと
     ・小学生前の子供付れ家族 × 2組
     ・親戚の集まりか?と思われる集団(12人ほど)1組
     ・近所の老人会?と思われる集団(15人ほど)1組
    といった集客状況でした。

    いちごの味は、子供の頃の記憶よりも格段に良かったので農業技術の進歩を感じてしまいます。
    いちご狩り農場の空き状況をネットで公開したり、個人専用の「狩り枠」を設けたりすることにより、もっと身近になり永続していく気がしました。

    儲けることだけを考えると、団体客のみを追えばOKですが、それをしてイタイ目にあっている旅館業界から学ぶべきことも多いと思います。

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    2012年02月25日

    おじさん図鑑

    おじさん図鑑 おじさん図鑑
    (2011/12/07)
    なかむら るみ

    商品詳細を見る

    を読みました。
    先日の日経MJ新聞で紹介されており、amazonで発注しましたが人気商品らしく手元に届くまで時間がかかりました。
    表紙の通り、憎めないキャラ化され、「おじさん」の生態がうまく描かれています。

    マーケティングの側面からも、「おじさん」とひとくくりにするのではなく、それぞれの生態の特徴にあわせた施策が求められます。

    「おばさん図鑑」などの続編が求められる秀逸な書籍だと思います。

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    2012年02月24日

    旅行会社の残念な広告に思う・・・。

    今朝(2012.02.24)の日経新聞に下記のような広告が掲載されていました。

    広告

    学生時代、お世話になった企業なのであまり悪く言いたくはないのですが、ひどすぎる広告なので啓蒙の意味も込め、ブログで紹介させていただきます。

    この広告、エースJTBが『添乗員が付いている募集旅行で、より個人旅行に近付いた自由でこだわりの旅をはじめましたよ』という意味なのですが、業界関係者でもパッと見てそのように理解するのに時間がかかる作りです。
    言いたいことをたくさん書いて、わけがわからなくなっている、、、と換言しても問題ありません。

    さらに、
     ・「華やぎ」や「優雅」など一般のお客様が知り得ない社内用語を掲載している
     ・興味があり、もっと詳しく見たいと思っても、WEBに繋げておらず電話問い合わせを促している
     ・値段が掲載されていないので、料金基準がわからない
    など突っ込みどころ満載です。

    さらに「お宿は団体向けのホテルではなく1泊は小じんまりした宿に泊まりたいなぁ・・・」という文章が掲載されていますが、
     【対お客様には】     
       なんだ。この旅行会社の旅行はいつも“そういうホテルに泊まらせているんだ”
     
     【対団体向けホテルには】 
       団体向けホテルが悪いように書くな!そもそも、部屋を増やせって行ったのは旅行業界だろ!

     【対小じんまりした宿には】
       「小じんまり」って褒め言葉?それは客室数なのか、敷地なのか?いい加減な表現をするな!

    とブーイングが渦巻いているのがよく理解できます。

    仮に日経新聞にこれだけの大きさの広告を掲載するのであれば、
     『ワンランク上の旅行ハジマリマシタ!といって、サンプルツアーの行程を示し「無料モニター15名」
      を募集する。』
     →その応募に対しての何かしらのマーケティングアプローチをする
     →WEBからも応募できるようにし、顧客情報を集め活かす
     →FBなどのSNSからも応募できるようにし、顧客情報を集め活かす

    などともっと業績UPや実利を求める方策は色々あるはずです。

    逆に、このような広告を打てる(=金に困っていない優良企業とアピールする)ということを狙っているのであれば、コレ以上の広告はありませんが。。。

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    2012年02月23日

    入場チケットの仕組み

    なばなの里に立ち寄りました。

    時間の関係でライトアップは見ることができませんでしたが、入場チケットの仕組みに感心させられました。
    なばなの里の入場料金は2,000円なのですが、チケットを購入すると1,000円分のなばなの里の中で使用できるクーポンが付いてきます。

    ・・・とするとお客様は絶対に1,000円のクーポンを館内で使おうとし、必ず館内の飲食店や物販店に足を運ぶ、という消費行動が生まれます。

    実質1,000円の入場料金ということになりますが、うまい手法ですね。

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    2012年02月22日

    農産物販売所兼レストランに思う。

    ある地域の農産物販売所兼レストランで昼食をいただきました。

    道の駅とは違い、側はプレハブ。外観も看板以外何を売っている店なのかわかりませんが、多くの人で繁盛していました。

    旅館業経営者の方と昼食をとっていたのですが、「この施設、旅館と違って閉める(つぶす)ことも考慮に入れて建ってますね」という話に。

    地域活性化の一環で、税金を投入しとんでもなく豪華な「道の駅」なども全国に散見されますが、賑わいを演出するだけであれば、建物(側)の問題ではないな~と実感した次第です。

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    2012年02月22日

    新幹線の搭乗率UPの為に

    久々に昼の時間帯の新幹線に乗りました。

    いつも、朝一番or終電近くの列車に乗るので、客層の違いに驚いた次第です。
    特に今回は比較的若い女性G(おそらく、旅行中)が多かったように思えます。

    宿泊業と新幹線の単純比較はできませんが、稼働率という考え方でみれば、新幹線営業はますますの努力が必要です。(空気をのせて移動しても、観光にも経済にもプラスになりません)。

    列車ごとの稼働率(搭乗率)を公開し、イールドマネジメント的な発想で多様な運賃形態及び予約形態を作るべきである、と混雑しているみどりの窓口を見ながら思っていました。

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    2012年02月21日

    業界常識と一般のお客様の認識

    高山に出張でした。

    雪は降っておらず、路面の橋に雪が残っている状態の飛騨高山。
    これ位の雪が観光にとっても、地域の人にとっても良いとのことでした。

    伺っていた本陣平野屋花兆庵さんでは、日本旅行さんの『お客様アンケート優良施設表彰』で全国1位になった話題がでました。

     ※ 日本一!ブログはコチラ。

    早速、『日本旅行・お客様アンケート優良施設表彰』受賞記念プラン!日本一受賞の美味求真会席☆ というプランを販売開始され、絶好調の予約だそうです。

    本ブログをご覧になられている方の多くが観光業界の方なので、今更説明は必要ないかと思われますが、

    「日本旅行」さんという旅行会社経由のお客様のアンケートで、
    『小規模旅館部門 全国1位!』&『食事部門 全国1位!』
    という快挙をとげられたということです。

    ・・・ところが、一般のお客様から見ると「日本旅行」という旅行会社の認識がないので『日本』の『旅行会社』のなかでで『全国1位になった』というふうに捉えられる方が多く、「おめでとうございます!全国1位になったそうですね!」というお声掛けをよくしていただけるとか。

    確かに、日本旅行という旅行会社の存在の認識すらないお客様、と仮定すると文章からそのような推察をされることも多いのかな~、、、と思いました。
    と同時に、観光業界に深く関わっていない一般のお客様の認識及び理解範疇は、後者の意見が多数を占めるということを知った上で、観光業界に関わる人々はマーケティングをしていくべきと感じた次第です。

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