• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年05月12日

    根性営業の終焉

    先日とある旅館様でのお話。

    「金融機関から、ネットだけ頑張るんじゃなくもっと営業に出て営業努力を・・・と言われたのですが、実際のところどうなのでしょうか?」というご質問を受けました。

    確かにエージェント営業を積極的に仕掛け、誘客に成功しているケースはありますが、多くの場合は「低単価」の戦いになります。さらに、大型旅館のエージェント営業は必要性は認められますが、中小型旅館の場合かえって旅行会社経由のお客様を入れると単価ダウンを引き起こすこともあります。

    ネットの努力・・・という話を金融機関に話をしても、なかなか理解いただけない(多くの場合、金融機関の勉強不足)のですが、安易に旅行会社営業を強化すると費用倒れになるケースもあります。
    特にその旅館特性を把握していない場合はさらにタチが悪く、前提条件が違う話を「成功事例」として押し付けるケースも散見されます。

    旅行会社に日参してどうこうなった根性営業時代は、とっくに終わりに達していることと、大型旅館が行っている旅行会社営業のドギツサを知って言っているのか疑問がわくところです・・・。

    冒頭の回答としては
    「そんなことよりも先に、金融機関さんにはたくさんの顧客がいるわけで、そのお客様を何とか引っ張ってこれないですかね?」と切り返していただくようにお願いしています。
     
    足元にお客様がいるのに、わざわざ衰退マーケットに力を入れる論理的根拠も戦略もないことが“わからないこと”が理解できない話でした。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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