• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年09月01日

    ズレた広告

    神戸電鉄に乗っていると、不快な広告が・・・。

    広告

    神戸電鉄粟生線活性化協議会なるものが展開してるようです。

    ちなみに、『神戸電鉄粟生線』by ウィキ

    まるで、この路線を使わない住民(人)のせいで、赤字続きだと言わんばかりの内容。
    『乗らないと残りません』→『住民が使わないと廃線にするぞ!』との脅しを広告にかける恥知らずな広告です。

    私は、粟生線沿線の住民ではありませんので、この路線が実際に便利かどうかわかりかねますが、本当に地域密着で頑張っているのであれば、人は乗ります。それでもダメなら、全国同様の「人口減」による影響ですから如何ともしがたい面があります。

    ただ、問題はソコではなく、路線存続の問題を自分たち(路線を運営している側)に求めているのではなく、他人の問題(住民や路線利用者)にしていることです。
    つまり、自分たちは努力しているけれども、あんたら(住民)が使わないんだから、廃線にしてもしようがないよね、という内容にも見てとれます。

    しかも、年間10億円の赤字を10年続けていること“も”、自分たちの責任回避のような表現がなされています。
    理由を「自ら」に求めず、ひたすら他人のせいにする組織体に未来はありません。

    仮に旅館業で、全旅連などが

    「旅館を使わないと、日本文化の一つである旅館がなくなります。皆さん、ホテルではなく、旅館に泊まりましょう!」みたいなことを言いだしても、消費者側から見ると「アホか!?」や「頭がおかしくなったのか?」で終わってしまいます。そうではなく、いかにお客様に「旅館を使ってもらうか?」を考えなければいけないわけで、盲目的に「旅館を使え」といって旅館に泊まるお客様が増えるわけではありません。

    このズレた広告がただ単に広告会社に騙されたて「ズレ」ただけで、上記のような馬鹿げた概念で作られていないことを願うばかりです。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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