• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年09月17日

    「おもてなし経営」?

    経済産業省の事案で「おもてなし経営企業選」なるものがあるそうです。

    ※上記サイトよりの転載
    ■「おもてなし経営」のコンセプト
    地域のなかには、企業を取り巻く経営環境が一層の厳しさを増すなか、地域・顧客との関係を徹底的に強化することで、価格競争に陥ることなく、顧客のニーズに合致したサービスを継続的に提供し、「顧客」のみならず「従業員」、「地域・社会」から愛される経営を実現している企業が存在します。

    このような企業で行われている、「(1)従業員の意欲と能力を最大限に引き出し、(2)地域・社会との関わりを大切にしながら、(3)顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営」を「おもてなし経営」と称し、地域のサービス事業者が目指すビジネスモデルの1つとして普及を図ります。

    とのことですが「う~ん・・・。無駄金では?」というのが率直な感想。
    「おもてなし経営」という言葉を使うのであれば、そういった経営をされている企業様もあるかと思いますが、最初から“そういったこと”をやり続けて今の姿になったのか!?は疑問です。

    つまり企業の成長段階において、マーケティング重視経営やマネジメント重視経営の「時期」があるように、今の姿は長年の経営の「結果」でしかありません。
    その「結果」の部分を必要以上に美化し、それを広めていけば、間違った概念(害悪)をまき散らすことになりかねません。

    各企業の段階において、「何を重視するか」が成長のポイントであり、「おもてなし」だけをしていたら何とかなる!ということは、少なくとも今の時代はナンセンスです。

    国もなんだかフワっとした事業に逃げるのではなく、日本国全体のサービス業を「どの方向にもっていく」のか?そして、その為の具体的な活性化策を政策として行ってもらいたいものです。

    「おもてなし経営」を軽視しているのではなく、その“段階”の話が通じる企業が今のサービス業の中で「どれほどの比率」であり、“その段階に上がってくる為の施策”が求められていることが、日々全国を回って感じる率直な感想です。

    ■観光文化研究所公式HPはコチラ。

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