• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2012年09月20日

    “商品”の値段は販売ルートによって違う!

    2泊3日の新潟~群馬ロードの3日目。
    ロード初日の暑さから比べれば、随分と過ごしやすい1日でした。

    伺っていた旅館様では、公式HP&直経由のお客様が増大し「よかったですね~」と。
    ただ、一部のお客様の中に「なんでじゃ○んの方が同じ宿泊プランで料金が高いんだ!」と
    いう電話もあるそうです。

    当然、「手数料を徴収される分をお客様に還元しているんです!」という回答になるのですが、
    少し冷静に世の中の商品を見てみると、販売ルートによって値段が違うということは、もはや
    当たり前の世界です。

    例えば、グリ○のアーモンドチョコレートをコンビニで買うのと、安売りドラックストアで買うのでは料金が
    違ってきます。ただ、そうかといってそれぞれで販売しているアーモンドチョコレートが“違う”などということは
    ありえません。

    旅館の宿泊プランも「商品」なわけですから、それを“どういった販路で”דいくらで売るか”は、
    宿側の販売戦略を踏まえ、価格決定権は宿側にあります。
     ※一部悪徳AGTが、宿の卸値に不当にプラス料金を上乗せし販売している事実がありますが・・・。

    ユーザー側(消費者側)は、それぞれの販売経路によって付けられたベネフィット(利点)を
    考慮し、商品を購入するわけです。
    つまり、商品の値段は「変動する」のが当たり前の世の中になっているのです。

    商品を選ぶのは100%お客様の自由ですが、それは“お客様が料金を決める自由がある”ということではなく、
    商品を提供する側が決めた値段に対して、“「選ぶ」&「選ばない」を選択できる自由”であることが、
    もっと世間一般に広まれば良いですね。

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    2012年09月19日

    客層混在の難しさ

    学生団体&AGT&ネット&直のお客様で9月の平日、
    さらに水曜日なのに混雑している旅館様で会議→そのまま宿泊という1日でした。

    たまたま学生団体と大浴場で鉢合わせるハメになったのですが、
    「一般の個人客のお客様と一緒にすると、そりゃ~クレームになるよね・・・」と再納得
    させられました。

    この学生団体は、東京の某大学(関西出身の私でも知っている大学)でしかも教育系の
    ゼミ合宿らしいのですが、「こいつらが将来先生になったらますます日本の先がないな~」と
    思えるほどの騒ぎぶり。

    引率の教諭が、「社会での常識」を教えないのか、そもそも放任なのかはわかりかねますが、
    クライアント旅館に泊っているという事実がなければ、「風呂に沈めてやろうか!」と思えるほどの
    一団でした。

    大型旅館ならではの客層混在の難しさと、宿側からの何かしらの処置の重要性を感じながら、
    早々に大浴場から退散した次第です。

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    2012年09月18日

    腎臓病の方向けの料理

    嵐の関西から、晴天の新潟へ出張でした。

    伺っていた旅館様で、「ぜんじんきょう」という雑誌(定期刊行誌)に掲載されたということ。
    ぜんじんきょう

    正式名称は全国腎臓病協議会で、病と闘う人の為の紙面になっています。
    私も詳しくはありませんが、腎臓病になると食べ物や飲み物、さらにカロリーや塩類などの食事に制限がかかるとか。

    そんな病気の方の為に、こちらの旅館の料理長がカロリーやたんぱく質の比率を考慮した料理を作成したところ、こういった紙面に掲載されたそうです。
    訪れた方いわく「こんなに美味しい料理を食べることができるのか!」と感動されてかえっていかれるとか。

    料理ノウハウは必要ですが、究極のおもてなしのカタチの一つであり、素晴らしい取り組みだと思います。

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    2012年09月17日

    「おもてなし経営」?

    経済産業省の事案で「おもてなし経営企業選」なるものがあるそうです。

    ※上記サイトよりの転載
    ■「おもてなし経営」のコンセプト
    地域のなかには、企業を取り巻く経営環境が一層の厳しさを増すなか、地域・顧客との関係を徹底的に強化することで、価格競争に陥ることなく、顧客のニーズに合致したサービスを継続的に提供し、「顧客」のみならず「従業員」、「地域・社会」から愛される経営を実現している企業が存在します。

    このような企業で行われている、「(1)従業員の意欲と能力を最大限に引き出し、(2)地域・社会との関わりを大切にしながら、(3)顧客に対して高付加価値・差別化サービスを提供する経営」を「おもてなし経営」と称し、地域のサービス事業者が目指すビジネスモデルの1つとして普及を図ります。

    とのことですが「う~ん・・・。無駄金では?」というのが率直な感想。
    「おもてなし経営」という言葉を使うのであれば、そういった経営をされている企業様もあるかと思いますが、最初から“そういったこと”をやり続けて今の姿になったのか!?は疑問です。

    つまり企業の成長段階において、マーケティング重視経営やマネジメント重視経営の「時期」があるように、今の姿は長年の経営の「結果」でしかありません。
    その「結果」の部分を必要以上に美化し、それを広めていけば、間違った概念(害悪)をまき散らすことになりかねません。

    各企業の段階において、「何を重視するか」が成長のポイントであり、「おもてなし」だけをしていたら何とかなる!ということは、少なくとも今の時代はナンセンスです。

    国もなんだかフワっとした事業に逃げるのではなく、日本国全体のサービス業を「どの方向にもっていく」のか?そして、その為の具体的な活性化策を政策として行ってもらいたいものです。

    「おもてなし経営」を軽視しているのではなく、その“段階”の話が通じる企業が今のサービス業の中で「どれほどの比率」であり、“その段階に上がってくる為の施策”が求められていることが、日々全国を回って感じる率直な感想です。

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    2012年09月16日

    月光浴への誘い

    「月光浴への誘い」を読みました。

    サライ 2012年 10月号 [雑誌] サライ 2012年 10月号 [雑誌]
    (2012/09/10)
    不明

    商品詳細を見る

    朧、十五夜、・・・思えば日本語の中には月の満ち欠けを表現する言葉が多様にあります。
    とすると古来から、月を眺めての風流が文化的に続いている証左でしょう。

    月と共に
     ・見る
     ・飲む
     ・泊まる
     ・(自然を)感じる
    などの日本古来の文化的風習が次の時代にも続いていってもらいたいものです。
    昨今、暴力に傾注する某国にもこういった文化があったはずなのでしょうが、たび重なる文化根絶のせいで、古来からの英知が失われていっていることが残念でなりません。

    文化を捨てる、軽視すると行きつく果ては地獄・・・。

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    2012年09月15日

    神戸オクトーバーフェスト

    神戸オクトーバーフェストに行ってきました。

    会場入り口
    オクトーバ

    ドイツの生ビール1,300円!少し高いのでは?
    オクトーバ2

    ビールも美味しく、食も充実していましたが、お祭り騒ぎできる単価ではありません。
    私も、このイベントの雰囲気や運営方法を見てみたくての訪問でしたので、来年の再訪はないと断言できます。
    いくら良いイベントでも市場単価とかけ離れての単価設定は、その場は良いかもしれませんがリピート化は難しいでしょう。

    ポートタワー↓(神戸のべただけれども誇れる観光地)を見ながら、そんなことを思っていました。
    オクトーバ3

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    2012年09月14日

    女将さん一人できりもりされている旅館ってありますか?

    とある方より「女将さん一人できりもりされている旅館ってありますか?」と質問を頂戴しました。

    質問の背景はさておき、回答はもちろん「YES」。
    社長だけできりもりされている旅館もあるのと同時に逆のケースも多く見ています。

    社長+女将が経営に突進しているような構図の方がお互いが楽(かもしれません・・・)でしょうが、一人で経営できないことはあり得ません。

    その為の組織的、設備的与件はあるものの、女将パワーで何とかなるのもこの業界の良さです。

    質問を受けた瞬間に軽く10人くらいの女将のお顔がフラッシュバックし、少し固まってしまった出来ごとでした(笑)。

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    2012年09月13日

    天地明察

    天地明察 天地明察
    (2009/12/01)
    冲方 丁

    商品詳細を見る

    を読みました。
    ネタばれなので詳細は記載しませんが、天文と旅の情緒をうまく表現されている書籍だと思います。

    「天地明察」で出てきているスポットで星を見る、、、なども観光コンテンツとして成り立ちそうですね。
    こういった歴史小説と現代観光のコラボが出来てればな~と思わせてくれた書籍でした。

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    2012年09月12日

    雲仙焼

    雲仙焼というものに出逢いました。

    「雲仙焼」と伺った時は信楽焼のように窯がたくさんあるものかと思ったのですが、1軒だけで作品を作られているそうです。

     ※雲仙焼HP
    (非常に興味深いお話も掲載されているのでご一読をオススメします)

    ↓いただいた、雲仙焼。黒の光沢が個人的に素晴らしいと思っています。
    雲仙焼

    こういったキラリと光る素晴らしい文化を地域の観光と共に紡いでいって欲しいものですね。

    お店の佇まいも素晴らしいので、雲仙に行かれた際はお立ちよりをオススメします。

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    2012年09月11日

    雲仙地獄谷に思う

    伺っていた旅館様の社長室長に雲仙観光の一端をご案内いただきました。

    ↓硫黄のにおいが薫る「地獄谷」
    地獄谷

    このような素晴らしい景観や特徴をお持ちなのに、残念ながら雲仙の観光協会のHPは、その魅力が伝わりきっていません。
    紙媒体が隆盛を極めていたころは、そんなHPでもよかったのかもしれませんが、これだけ紙媒体の威力が落ちている昨今、お客様が興味を持っていただける(行ってみたいな~と思う)コンテンツの一角をHPが占めています。

    旅館もそうですが、観光地の人たちは「自分たちでその良さ」をPRすることが苦手です。
    「あたりまえ」と思っていることが、実はお客様にウケル♪ということがなかなか自分たちではわかりにくいから・・・ということもあります。

    地域観光活性化の為、「観光協会」や「旅館組合」などのHPにどこまでチカラを入れきれ、協力体制が取れるかが、今後の観光地の趨勢を見据えるものになっていくでしょう。

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