• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年07月19日

    地元色を無くしていくスーパーは存続するのか?

    鱧を買いに三宮まで行きました。

    関東ではあまり召し上がる人がいない、という食材ですが関西では夏の

    代表的な魚です。

     

    瀬戸内海近郊で水揚げされる魚ですが、料亭などが今年は新型コロナの影響で

    低調なので水揚げしても売り先が乏しい、という話も聞いています。

     

    関西のスーパーではKOHYOなどが元生鮮鮮魚店出であることから品揃え豊富かと

    思って立ち寄ったのですが、うなぎフェアばかりで鱧自体を置いていませんでした。

    イオンに買収されてからどんどん個性が消えていき、全国どこでも買える商材を

    優先するので、地元の食文化などを重視してこなかったのでしょう。

     

    ただ、スーパーなどの食料品店がこれだけ日本に多くある(店舗ではなく企業が)理由として

    多様な食文化に基づく品揃えが地域ごとにあるから、といっても過言ではありません。

    その良さを無くしてしまい、大手に吸収されたスーパーに未来があるのか疑問に思いました。

     

    結局、神戸阪急の地下食品売り場で鱧が大量に陳列されていたので、購入し骨切りして

    もらいました。地域色をみこした品揃えとなると神戸阪急の勝ちですね。

    そういった地域食文化が細らないよう、イチ消費者として貢献したいと考えております。

    ※愛媛県産と兵庫県産の鱧がありましたが、「兵庫県産」を購入しました。