• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年09月05日

    旅行会社は「旅行」を売ってほしい・・・

    GO TO トラベル事業がスタートしてから、購読している日経新聞にも旅行会社
    の広告が目立つようになってきました。

     

    知床や屋久島に行く「ツアー」などの「旅行」をGOTO割引で売るのは大いに結構
    なことですが、リッツカールトンなどの宿単体を紙面を割いて売っていることには
    甚だ疑問です。

     

    旅行会社の本懐は「旅行」を売ることであり、「宿」単体を売ることでは
    ありません。簡単に売れるからといって高級ホテルや高級旅館を国の予算を使って
    売るという行為に恥ずかしさを感じないのでしょうか?

     

    宿単体は「宿」独自で売れますので、そこに旅行会社を介在させる必要はありません。
    本来であれば、コロナ禍におけるツアー開発を国の予算で行うべきところ、安易に
    売上を求めて動いているところを見ると、今後旅行会社の存在意義がますます減少
    していくように思え、残念でもあります。