Author:大坪敬史
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大雪山のふもとのホテルに泊まっていました。
朝、8:00頃ホテルを出ると、大雪山に登る方々の車で大渋滞していました。
登山は三密とは無関係なので、コロナ禍でも大盛況なのでしょう。
登山口に近いホテルでしたので、そういったことも含まれての宿泊料金と
妙に納得しました。
(単純に1泊2食とすると、連休とはいえ価値/価格があってないのでは?
と思いましたが、登山口ということで朝一から登山できるということが価値なのでしょう)
宿泊施設には様々な「価値」があり、「値段」が決まるのだな~と改めて実感いたしました。
北海道に出張中です。
宿泊先のホテルのフロントで夕食のバイキング時間の照会がありました。
「17:30 or 19:00からになります」と聞かれたので「19:00でお願いします」と
回答すると「その時間は団体ツアーのお客様と同じになりますが・・・」と言われ
結局17:30からのスタートにしました。
フロントとしては、どちらかというと早い時間に誘導したかったでしょうから
「団体ツアーと同じ」というのは切り札ワードです。
四連休の初日に団体ツアーを入れなければいけないほど、宿泊産業が疲弊しているのか・・・
と何とも言いきれない気分になりました。
人生初のPCR検査を受診しました。
(結果は陰性でしたのでご安心ください)
私がコロナに罹患したような状況になり、PCR検査を受診したのではありません。
ある公的業務を受注し、当該地域に出張するにあたり、訪問日までにPCR検査を
受診し「陰性」であることの証明をしなければ、現地で業務をすることができない、
という条件があった為の受診です。
「陰性」と判明し、当該地域の方々に安心していただく、ということは重要ですが
受診費用が1回36,000円・・・。
安心の値段としては高すぎるように感じますが、PCR検査陰性が免罪符になるので
あれば、それも仕方ないのかもしれません。
今回の検査、前日午後に受診し翌日朝一に結果が判明する、というスピードですが
値段&スピードとも、改善されるようになればより経済も動くようになるのか?
とも思えました。
ある地方クライアント旅館様で伺った話です。
全国の宿泊業同様、こちらの旅館様でもコロナ禍で返済がSTOPしている状態です。
メインバンクと2番手は地方銀行、三番手は地域信用組合という借入構成なのですが
2番手から、「こんな時期だけれどもモニタリング会議を開きたい」という照会が
あったそうです。
その内容をメインバンクに相談すると「今、モニタリング開いても先行きがまだ
不透明なので必要ですか?」という感じになり、結果的にモニタリング会議は
今期は未開催と決定されました。
その決定以前に地元信金さんの支店長にも同様の照会をすると
「おたくの旅館の顧問税理士さん、東京からいらっしゃいますよね?
その方がコロナにり患したと判明した場合でも私が濃厚接触者とならないようにお願いします」
(要は、その東京から来る顧問税理士さんと距離をとった座席配置にしてください)
と言われ、面食らったそうです。
モニタリング会議を開く開かないより、東京在住の人と「どう会うか?」の方が
重要とは・・・。
地銀さんは未だ大都市圏との交流がある(支店が大都市圏にもある)ので、そこ
までコロナに過剰反応されませんが、当該地域だけで営業している信金さんなどの
本音は上記のようなものなのでしょう。
歴史的に宿泊産業は「他者を受け入れる」ということに関しては、全業種で一番
アレルギーがないと言っても過言ではありませんので、そこまで大都市圏の方に
過剰反応する方とお会いしたことはありません。
しかし、地方「のみ」で生きている人たちにとっては、この信金さんの支店長の
ようなお考えの方がまだまだ本流と思うと、何とも言えない物悲しさを感じました。
新潟に出張でした。
訪問先の旅館様では9月も引き続き大忙し。
心なしか皆さん疲れている感じでした。
GOTOトラベルの影響で、「高単価客室」&「高単価プラン」ほど先に売れ、
結果的に標準タイプの客室の動きが悪いという話に。
単価を上げようとMD構築してきたので、良い結果なのですが、そうはいっても
標準タイプの客室ももっと売ろう!と協議しておりました。
単純に安くしても、動かないので付加価値をつけ、特定客室のみ紐づけて・・・と
施策をうっていただきましたが、なんだかおかしな「悩み」です。
国の補助が入ると、こういうことが起こり、対策が必要と時限的な施策ですが
実感しました。
群馬に出張でした。
訪問先の旅館様でHPリニューアルの話になり、協議していました。
今の写真の撮り方の主流は?などという話にもなり、最新を求めるより
宿にあったHPを、という方向で話が決まりました。
このご時世ですが、ヒドイHP製作会社・カメラマンなどもまだ生き残っているので
そういった方々と付き合わないようにするのもノウハウですが、まだまだ著作権や
「こういうものですから」と押し切られている旅館もあるようです。
キチンと仕事をする製作会社さんほど、宿の言うことをまずは聞いたうえで
提案をしてきますが、そうでない業者さんも多いようです。
そういった点にも気を付けてもらい、よりお客様が「行ってみたい」と思える
HPにしていただこうと考えております。
群馬に出張でした。
流石に9月中旬にもなると、日中でも涼しく夕方はさわやかな風が吹き抜けていました。
訪問先の旅館様ではGOTOトラベル効果もあり、夏が終わっても忙しい毎日とのこと。
昨日も予約の数が多すぎ、処理するのに相当の時間がかかったとか。これでGOTO東京除外
が確定したらさらに忙しい秋になりますね、と話をしておりました。
ご旅行のお客様に喜んでいただける施策とともに、業績向上の施策を仕込んでいただいたので
成果が楽しみです。
好調な時こそ、「次」を見据えた策が必要です。
Go To トラベル事業対象高速道路周遊パス が始まりました。
公式サイトでステイナビを第三者機関に設定している宿からの予約で適用になります。
GOTOトラベル事業の以前から、「ドラ旅」ということで展開されていましたが、
弊社のクライアント先様では、それほど爆発的に予約が増えたという経験はありません。
理由は「わかりにくい」&「遠距離移動を伴う旅行には不向き」だから。
以下は、ネクスコ西日本管内でのドライブパスになります。
結論、訪問した旅行地近辺を周遊したり、地元客が旅をするにはよいですが、
例えば大阪在住の人が「広島・山口乗り放題プラン」を使ったところで、大阪から広島までの
高速代については何ら特典はありません。
つまり、広島・山口県内を思いっきり移動し、観光しまくるという人にとっては有効ですが、
コロナ禍時代、それほど周遊観光をする人も少ないでしょう。
単純に、1泊2日旅行で移動した(使った)高速代金の35%OFFとしたほうが、はるかに需要喚起に
つながると思うのですが・・・。
悪夢の民主党時代、数少ない成功事例が「高速道路一律料金」でしたので、予算があるなら同じことを
した方が需要喚起に繋がると信じております。
自民党総裁選後、新総理には過去の成功事例を未来に活かすような施策を期待したいものです。
こうべ商店街・小売市場お買物券が発行予定の「こうべでこうて」の商品券の申し込みをしました。
特段、商店街で買い物をする予定はありませんが、たまに行くパン屋さんなどもこの商品券を
使えるようなので、試しにどんなものか?と思っての購入です。
こういった金券、行政の補助が入りつつ、実際に当該店舗に売上が発生するので良い仕組みだと
思います。出張先の地方などでは、こういったお買物券が毎年出ており、行政も民間活性化に
積極的だな~と思っていましたが、まさか神戸市がこういったことをするとは思わず、それだけ
地域経済が疲弊しているということの証左でもあるのでしょう。
一時的な取り組みではなく、地域の個店を応援する意味で継続的に取り組んでもらいたい施策です。
引き続き、長崎に出張でした。
昨晩はクーラーが必要なく、窓を少し開けて寝ていると寒いほどの気候でした。
秋の訪れを感じます。
訪問先の旅館様で「先日の台風10号の影響ありませんでしたか?」と伺うと、
残念ながら観光のお客様はすべてキャンセルになり、休館にしようと思ったら
地元のお客様の予約が一気に増え、結果的に満室になった、という話でした。
なんでも家にいるより、こちらの旅館様に避難したほうが安全だ、と思われる
お客様が多く、実際ご宿泊になったお客様からも「家では風の音に恐怖を感じましたが、
こちらに泊まらせていただき、安心して寝ることができました」と大変ご満足いただけた
ようでした。
台風などになると観光のお客様は壊滅的になりますが、こういった避難宿泊のお客様が発生
します。今後、気候変動などにより災害が増えると、そういった「避難宿泊」のニーズが
増えていくことでしょう。