• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2022年04月02日

    開催される「祭り」と中止・縮小になる「祭り」の違いは?

    1200年以上の歴史で初…諏訪大社の御柱祭、最大の見せ場「木落し」中止

    というニュースが流れる一方、

     

    高山祭3年ぶり開催へ 担い手消失を危惧、継承のため決断

     

    という報道もなされています。

    1200年以上の歴史を持つ祭りで、かつ7年に1度しか開催されない行事が縮小する一方、

    高山祭は3年ぶりに開催と岐阜と長野は隣県ですが、それぞれ対応が異なります。

     

    歴史を持つ街ということでは天領だった飛騨高山と、歴史ある諏訪大社がある諏訪と

    それぞれ歴史を大切に守られる土地ではありますが、対応が異なっています。

     

    甲子園が開催され、野球やサッカーの試合も有観客となっている今、どちらの対応が

    時代に即しているのかは明白ですが、過度な自粛圧力が日本の伝統文化である「祭り」に

    まで侵食しているのは残念なことです。

     

    マスコミ各社は「中止・縮小になった」というニュースと共に「開催される!」という

    ニュースも積極的に流してもらいたいものです。