• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2022年08月26日

    緊急時に「何」を大切にしているかがわかる

    引き続き、群馬県に出張でした。

    昨日、県民割&ブロック割の9月末までの延長が発表されました。

    同日、訪問先の旅館様に、当該市から連絡があり、宿泊割引5,000円(県管轄)

    は継続延長となるが、市町村発行分のクーポンについては延長しない、という???

    な通達が届きました。

     

    朝、当該市に「国からの補助が2000円出る分はうちの市は

    ないのですか?」と聞いていただくと、「今回は手をあげていません」と回答が

    あったそうです。

     

    同じ県で、片方のエリアでは5,000円の割引+2,000円のクーポン、

    もう片方のエリアでは5,000円の割引のみ、だと消費者心理からどちらを

    選ぶか明らかです。

     

    今は平常時ではなく、「緊急時」であり、そのような時にこそ、観光業を大切にしている

    かどうかがわかります。当該市はどういったロジックで国に申請をしなかったのかはわかり

    かねますが、民間からしてみれば「ふざけるな!」という話です。

    民間の宿泊需要を活性化し、地域貢献をしようという発想よりも自分たちの訳の分からない

    論理を優先したとすれば、それはもはや公務員と呼べるのでしょうか?