• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2008年09月13日

    「梨」の値段に思う。

    秋の気配が感じられる今日この頃。夏<冬(暑い<寒い)を好む大坪としては嬉しい限りです。

    さて、今年は天候のせいもあってか二十世紀や幸水などの「梨」が例年より3割安だとのこと。
    消費者にとっては喜ばしいことかもしれませんが、そういう記事を見ていて思うことがあります。

    確かに供給量が増えれば、相対的に値段が下がるものでありますが、その値段の上下する要因が「供給量」だけだとすると悲しいことです。
    本来はそこに、生産者の方の努力の値段、ブランドの値段が付加されてしかるべきなのでしょう。
    逆に「供給量」だけで値段を決められてしまう“システム”が出来上がっていることにも要因があるのかと。

    例えば、私が梨栽培業者だと自分でお客様を見つける行動にでます。商品の理解をしてもらうことと、価格の主導権をこちらが握るためです。そこで適正な利益を得、さらなる梨作りに励むでしょう。

    でも、「出来上がった商品のクオリティが一定以上であれば」、『同じ値段になる仕組み』ができていれば上記のような行動には出ません。

    消費者が安さだけを求めることが、流通(ここでは流通ですが、あらゆる業種において消費者が見ることの出来ない仕組み)のブラックボックスを通ることにより、悪徳業者の跋扈を手助けしている一因もあると考えています。
    「まっとうな商品」は「まっとうな値段」を付けることにより、『まっとうな商品』たりえるのではないでしょうか?

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