• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2010年01月24日

    『かきがら』が付いていないか?

    坂の上の雲〈1〉 (文春文庫) 坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
    (1999/01)
    司馬 遼太郎

    商品詳細を見る

    を読んでいます。移動中の読書なので、まだすべてを読み終えてはいませんが、

    坂の上の雲〈2〉 (文春文庫)
    に記載されている

    -------------------------------------------------------–
    『いや、概念をじゃな。たとえば軍艦というものはいちど遠洋航海に出て帰ってくると船底にかきがらがいっぱいくっついていて船あしがうんとおちる。
    人間も同じで経験は必要じゃが、経験によってふえる智恵と同じ分量だけかきがらが頭につく。智恵だけ採ってかきがらを捨てるということは人間にとって大切なことじゃが、老人になればこれができぬ。』
    -------------------------------------------------------–

    という一文に自分自身、ドキっとさせられました。
    過去の成功事例にとらわれすぎて、新しい事象に取り組みきれていないのではないか、と反省。

    “経験によってふえる智恵と同じ分量だけかきがらが頭につく”。
    まず、この“かきがら”の存在を認識し、それを整理する考え方が必要ですね。

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