Author:大坪敬史
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タクシーに乗っていました。
(当然、都会ではなく観光地の)
観光客にまぎれて、あり得ないスーツ姿なので嫌でも目立ってしまいます。たいていタクシーに乗ると「お仕事ですか?」と聞かれ、「まあ、そんなもんですわ」と話が始まります。
色々なタクシー運転手さんがいます。
・景気が悪いと愚痴る人
・昼間から温泉ですか?と羨む人(まさか、旅館にコンサルティング指導に行きますとは言えませんので)
・仕事のついでに観光していると思い、郷土自慢をする人
そんな中、今日乗ったタクシーの運転手さんは丁寧に地元観光地の案内をし、おまけに観光パンフレットまでくれました。
これには正直驚きました。おまけにお仕事が早く終われば、「○×だけは見て置かれたほうがよいですよ」とまでおっしゃっていました。
バリ島に旅行中に、島のバスドライバーのホスピタリティに驚いたことがあります。観光を「生きる生業」とし、ゲスト(観光客)に対しどのようなサービスを行うべきかという点を考えているな~、と行動の随所に感じました。
しかし、正直日本でそのような「志」を持って観光業に従事している人がどれ程いるでしょうか?
翻って、今日乗車したタクシードライバーさんの「行動」にまだまだ観光地活性化としてできる地道な努力があるのだなと切に感じた次第です。
景観・食事もそうですが、「人柄に逢いたい」と思える点でバリは良い事例です。