• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2006年12月25日

    感動したこと

    タクシーに乗っていました。
    (当然、都会ではなく観光地の)

    観光客にまぎれて、あり得ないスーツ姿なので嫌でも目立ってしまいます。たいていタクシーに乗ると「お仕事ですか?」と聞かれ、「まあ、そんなもんですわ」と話が始まります。

    色々なタクシー運転手さんがいます。
     ・景気が悪いと愚痴る人
     ・昼間から温泉ですか?と羨む人(まさか、旅館にコンサルティング指導に行きますとは言えませんので)
     ・仕事のついでに観光していると思い、郷土自慢をする人

    そんな中、今日乗ったタクシーの運転手さんは丁寧に地元観光地の案内をし、おまけに観光パンフレットまでくれました。
    これには正直驚きました。おまけにお仕事が早く終われば、「○×だけは見て置かれたほうがよいですよ」とまでおっしゃっていました。

    バリ島に旅行中に、島のバスドライバーのホスピタリティに驚いたことがあります。観光を「生きる生業」とし、ゲスト(観光客)に対しどのようなサービスを行うべきかという点を考えているな~、と行動の随所に感じました。

    しかし、正直日本でそのような「志」を持って観光業に従事している人がどれ程いるでしょうか?

    翻って、今日乗車したタクシードライバーさんの「行動」にまだまだ観光地活性化としてできる地道な努力があるのだなと切に感じた次第です。

    ちなみに以下一昨年のバリ写真です。
    バリ写真

    景観・食事もそうですが、「人柄に逢いたい」と思える点でバリは良い事例です。