• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2007年01月27日

    最大限のサービスを旅館で得る予約方法

    エンドユーザー様向けのお話です。

    旅館に宿泊するには旅行会社を通じて、宿に直接電話して、インターネットで予約というのが現在の潮流です。

    以下、顧問先の旅館様での会議内容です。

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    ■施設様
    「お客様より、こんなメールもらいました」
    ○×旅館様のHPでは、宿泊料金が○○円となっておりましたが、楽天○ラベルで予約したときは、宿泊料金が○○円(楽天○ラベルの方が少々高い)でした。
    内容は全く同じだと思うのですが、なぜ料金が違うのでしょうか?
    (一般的に、楽天ト○ベルの方が安いと思っていたので、疑問に思いました)
    また、楽天○ラベルで予約した場合と、○×旅館様のHPで予約した場合では、何か違いがあるのでしょうか?

    ■大坪
    まさか、正直に答えたのですか???

    ■施設様
    「もちろんです。このように聞いていただけるお客様はありがたいので懇切丁寧にメール返答しておきました」
    内容は長文に渡るので掲載は割愛しますが、まとめると

    ①楽天○ラベルさんやじゃ○んネットさん経由で宿に予約が入ると一定の手数料がかかります。
    ②その手数料分を、自社HPで予約したお客様に還元する意味でネットエージェントと自社HPの金額を変えています。
    ③自社HPと楽天○ラベルで予約した場合、同じプランであれば特典等は同じですが、部屋の振り分けをする際、「心情的」に少しでも良い部屋を抑えるようにしています。

    ■大坪
    「ぶっちゃけましたね~。でも、多くの施設様で心情的にという意味は理解できますし、こういったことをエンドユーザーのお客様に知っていただくことは旅館にとってはよいことですね。」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    結論は、「旅館側に負担にならないように予約した方が、同じプランでも良いサービスを受ける可能性が高くなる」と言い切ってしまって問題ないでしょう。

    ※但し、上記のお話は全ての旅館様に通じる話ではなく、あくまで経営面からの「システム」と考えた際に生じうる話ですので、一事例としてご参考ください。全ての施設様が上記のように考えているということはありません。

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