• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2023年10月07日

    呆れた商品づくりの顛末

    力入れたが…3カ月で利用者ゼロ 群馬県企画「リトリート旅」売れず

     

    という赤っ恥記事がYAHOOTOPニュースに掲載されていました。

    記事によると
    群馬県は6日、観光客が温泉地への長期滞在で心身を癒やす「リトリート」の旅を推進するため、初めて大手旅行サイトで提供した「リトリート3泊旅」の旅行プランが3カ月で1件も売れなかったと明らかにした。県は「リトリートの聖地」化を県勢発展や県民幸福度向上に向けた重要戦略の三本柱の一つに位置づけており、山本一太知事は「極めて残念。反省してきちんと利用されるものにしたい」と述べた。

     

    ということで知事の指摘通り、きわめて無駄な税金の使い方です。

     

    こういった、行政の企画する地域の「商品づくり」と称される無駄遣いは

    大手OTAやリアルエージェントを巻き込んでよく散見されますが、まともに

    日の目を見ることは極めて少ないというのが実情です。

     

    こんな馬鹿げた失敗が確約された出来レースに税金を投入するのではなく、

    地域版GOTOや、施設の高付加価値に資金を投入した方が何倍もマシですし

    実際地域も活性化します。

     

    今回、こういった記事が表に出たことで、これに類する馬鹿げた試みが

    縮小傾向になるよう願ってやみません。