• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2021年12月24日

    設備やオペレーションを変えることのできる組織体制

    飛騨高山に出張でした。

    ホワイトクリスマス、でしたが、いつも雪の国ではそういった表現を使うのかを

    聞き忘れました。

     

    会議では、今後の宿の方向性なども協議し盛り上がりました。

    こういった時期ですが、設備やオペレーションを変えることのできる組織体制は

    強みでもあります。

    地域の宿の疲弊状況も伺いつつ、競合は同業種ではないという発想で経営される

    姿勢は素晴らしいと思います。

    2021年12月23日

    冬の飛騨高山より

    飛騨高山に出張中です。

    久々に前泊で宿泊されていただき、予約センターの皆さんと夕食をいただきました。

    経営者の方がいらっしゃなかったので、色々本音が聞け良い時間となりました。

     

    新神戸~名古屋間の新幹線は混雑していましたが、名古屋~高山間のワイドビューひだは

    まだ空席が目立つ状況でした。

    岐阜県の隣県割が明日発表予定とのことですから、そういった施策も加え、地域を盛り上げて

    いかなければなりません。

     

    高山は今朝は-5℃でうっすら雪景色で美しい風景が広がっていました。

    インバウンド客もおらず、しっとりとした飛騨高山の冬を感じるには最適のシーズンです。

     

     

    2021年12月22日

    新型コロナワクチン接種済証明書アプリをダウンロードしてみました。

    政府(デジタル庁)発行の新型コロナワクチン接種済証明書アプリをダウンロードし、

    マイナンバーカードと連結し、証明書を発行してみました。

     

    作業時間は1分程度で、私の場合スムーズに登録できましたが、はやくも10万件超の

    エラーが出ているとか。

     

    観光業界でいうと、隣県割の際に接種証明の提示が必須ですが、それがこのアプリでも

    よいのか原本のコピーが必要なのかの明確な指示が今のところなく、現場が混乱しそうな

    感があります。

     

    私もダウンロードしたものの、どこでどう使うのかは謎です。

    お客様に「どういう仕組みですか?」と聞かれたら明確に答えることができるよう、実験的な

    意味でダウンロードしたことが大きいです。

     

    色々な団体、組織が接種証明を発行しているので、これに乗じた詐欺やおかしなトラブルが

    発生しないことを願います。

    2021年12月21日

    除雪能力の継承

    朝起きたら白銀の世界が広がっていた群馬出張でした。

     

    夜明けに重なり、朝焼けと田んぼに積もった雪の白さの対比が美しかったです。

     

    次の訪問先の旅館様に伺う道中も凍結している道が多く、さすがにスタッドレスタイヤでないと

    走れない道となっていました。

    陽の当たる道は雪も解けていましたが、影になっている箇所はまだ雪が残っていました。

    除雪車も出ているそうなのですが、昔のように職人気質で何が何でも綺麗に雪かいてやろう!と

    いう風潮は薄れ、ただかけばいいでしょ、という人が増えたので、除雪の仕方が年々悪くなってきている

    とのことでした。

     

    除雪能力の継承、雪国では課題です。

    2021年12月20日

    雪の群馬より

    群馬に出張中です。

    JR高崎駅をこえ、上毛高原駅に至る前で突然の雪景色。

    先週の木~金の積雪で白銀の世界になったそうです。

     

    これだけの雪ですがノーマルタイヤでいらっしゃるお客様もチラホラ

    いらっしゃるとか。タイヤの性能も上がっており、路面凍結などして

    いなければ雪かきされた道路は思った以上に普通に走ることができるの

    かもしれませんが、私なら実験してみようとは思いません。

     

    冬の時期、マイカーでいらっしゃるお客様は雪国在住の方が多く、

    それ以外は公共交通機関でのご来館が増えます。

    来るのは大変からもしれませんが、雪見温泉を楽しみに来館される

    お客様が増えることを願っております。

    2021年12月19日

    出張族の防寒対策

    明日から出張予定の地域の今日の気温をググってみたら、最低気温がマイナス11℃・・・

    となっておりました。

    気温もマイナス10℃以下になると寒さの次元が異なる気がします。

     

    ただ、移動中は暖房が効いている飛行機や新幹線で移動となるので、服の中に

    着こむと暑さでやられてしまいます。

     

    ですので、重ね着できるコートやマフラー、手袋など荷物が増えますが、そういった

    物をもっていかざるをえません。

     

    その分、雪景色など神戸ではほとんど見ることができない風景を観ることができますが、

    限度がありますので、交通網が分断されないことを願っております。

    2021年12月18日

    寒さとSDGs

    北日本、日本海側の寒波の影響で大雪のニュースが流れています。

    神戸も今冬で一番の冷え込みを感じますが、自宅マンションが大規模修繕中

    でマンション全体を防塵シートが覆っている為、例年よりも暖かい自宅となって

    います。

     

    建物をこういった防塵シートで囲えば暖房器具などの省エネにつながりますが、

    まさか旅館やホテルでそんなことができるわけありません。

    本気でSDGsを実行するなら、外観を環境保護の名目のもと囲ってしまえば

    よい話ですが、そんな宿泊施設は見たことがありません。

     

    なんだか都合のよいところだけ、イメージ重視でSDGsを使っている企業が多く

    多くの疑問を感じるこの頃です。

    2021年12月17日

    今季初寒波

    昨晩から冷たい雨降る新潟より関西に戻ってきました。

    新潟空港強風で飛行機が飛ぶかどうか心配でしたが、遅延はしたものの

    ジェットコースター便で伊丹まで戻ってくることができました。

     

    伊丹空港周辺風速20メートル超ということで大阪モノレールも徐行運転

    &ポートライナー徐行運転でいつも以上に時間がかかりましたが足止めをくらわなかった

    のは何よりでした。

     

    訪問先の旅館様は明日も満室で、雪の影響が心配されます。

    今期初の寒波ですが、被害が及ばぬように願っております。

    2021年12月16日

    「仕事をする」レンタカー屋さん

    新潟に出張中です。

     

    新潟空港でレンタカーを借りる際、「明日の便大丈夫ですかね?」と声かけて

    もらいました。明日は一気に悪天候に傾くようで、場合によっては欠航もありえます。

    その場合、空路をあきらめ、陸路で関西まで戻ることになり、以前も新潟駅に返却して・・・

    というケースが過去にありました。

     

    こういったことを向こうから言ってくれるのはありがたいことですし、そこに価値がある

    と思います。

     

    レンタカー屋さんの仕事はただレンタカーを貸すことではなく、お客様の移動を手助けする、

    と定義すれば今回の対応は至極まっとうな対応です。

     

    宿もしかりで、ただ泊まられることが仕事ではなく、●×である(←それぞれの宿で異なります)

    と定義した上での「仕事」が大切です。

    2021年12月15日

    「旅行会社(HIS子会社)の不正はなぜ見過ごされたのか?」

    一連のGOTOトラベル不正問題、あまりに酷い話なので、

    2021.12.13弊社発行のメルマガで発信した内容をブログに転機いたします。

    GOTO不正問題、徹底的に追及してもらいたいものです。

     

     

    先週の金曜日(2021.12.10)

     

    ■ 1万8千泊超、不正受給の疑い GoToトラベルで HIS子会社

     

    という衝撃のニュースが流れました。

     

    記事によると

     

    ===================================

     

    旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社が政府の観光支援策「Go To

    トラベル」で不正な給付申請をしていた疑いがある問題で、申請が少なくとも

    延べ1万8千泊以上ある可能性があることがわかった。

    政府関係者が取材に明らかにした。観光庁も事実関係を調査している。

     

    子会社は、ジャパンホリデートラベル(大阪市)とミキ・ツーリスト(東京

    都港区)の2社。

    「Go To トラベル」事業はコロナ禍で低迷する観光業界を支援するため、

    1人1泊2万円を上限に旅行代金の最大半額を補助する仕組みで、昨年7~12月に

    実施した。2社は宿泊の実態がなく補助の対象にならない旅行を申請した疑い

    がある。

     

    仮に上限額で1万8千泊分を申請した場合、宿泊費の割引分で約2億5千万円が

    補助金として支払われたことになる。政府は補助額を下げるなどして年明け以

    降に再開する方針を示している。

     

    ※上記サイトよりの転載

     

    ===================================

     

    とのことです。

     

    この問題について、HISは12月10日付で

    「2021 年 10 月期 決算発表延期に関するお知らせ」というニュースリリース

    を流しており、この子会社二社の問題で業績見通しつかず、という事態に発展

    しています。

     

    ※ https://www.his.co.jp/news/date/2021

     

    株式市場の反応も当然悪く、12/10の段階でHISの株価は 前日比:-301(-14.31%)

    と売られております。

     

    今後、GOTOトラベルを再開していくにあたり、世間の風を逆風に吹かす最悪の

    ニュースであり、事実であれば責任者は切腹では足りず、「市中引き回しのう

    えはりつけ獄門」に処してやりたい気分の方は大勢いらっしゃるでしょう。

     

    ただし、「なぜこんなことが出来えたのか?」ついて大いに疑問を感じます。

     

    ■ 「会社ぐるみで…やばいことしたな」

       HIS子会社がGoToを不正利用の疑い【調査報道23時】

     

    によると

     

    ===================================

     

    ミキ・ツーリストは、社員80人の個人情報を使い、東京都内のホテルに、

    去年、1部屋4人で20部屋、60泊の宿泊を契約していた。80人のうち

    60人については、勝手に名前を使っていたという。

     

    ※上記サイトよりの転載

     

    ===================================

     

    というニュースもありましたが、いくら大型ホテルとはいえ、

     

    4人 × 20部屋 × 60泊

     

    はさすがに「おかしい!?」となるのでは?と個人的は思ってしまします。

    また、宿泊実態がない時点でホテル側が不審に思い対処していれば、この段階

    でのニュースにならなかったようにも感じます。

     

    ホテルがグルなのか、旅行会社の圧力に屈したのか、ホテルではこういった予

    約は至極当然なのか、はたまた本当に不正利用という認識がなかったのかは今

    後の捜査に任すとして、こんなことがあり得るのか?というのが正直な感想です。

     

    仮に旅館にこのような予約を入れてきたらまずは「不正」や「いたずら」と

    真っ先に対処されることでしょう。

     

    さらにいうと、前回(次回以降も)のGOTOトラベル開催時は事務局も開設され、

    そこにも税金が投入され事業を回しておられます。いくら急ごしらえの組織と

    はいえ、このような「予約申請」が「おかしい」とその場で判別され対処され

    ずに、事後相当な期間が経ってから発覚するという事態を招いている時点で、

    正常に機能していないと言わざるをえません。

     

    事務局も旅行会社が担っており、まさかとは思いますが身内に甘い処置をして

    いたのでは?と勘繰られても仕方ない事態です。

     

    このニュース以前にも

     

    ■ ワールド航空の不正受給疑い、雇調金返還と経営陣刷新を提言

    管理が世間と乖離

     

    と、日本旅行業協会の会長の会社で堂々と不正受給が行われていた事態があり

    ました。

     

    世間から「旅行会社」は不正受給集団と思われても致し方ない事実が続いてお

    ります。

     

    通常であれば、業界の顔企業なりが「ケシカラン!我々はキチンと商売してい

    るのに」的なニュースも流れますが、それもなく、まるで皆で臭い物に蓋をす

    る的な対応で不信感ばかりがつのります。

     

    前回のGOTOトラベル時、多くの宿は朝令暮改で変わっていくルールを順守しよ

    うと徹夜してでも正確な情報記載や、お客様からの問い合わせに答えてきました。

     

    一方で、一部(と信じたい)悪徳旅行会社の不正行為によって、GOTOトラベル

    そのものに疑義が生じてしまうような事態は避けなければなりません。

     

    観光庁の強いリーダーシップのもと、不正の徹底的な排除と、不正企業には一

    罰百戒をもっての対処を望みます。