Author:大坪敬史
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を読みました。
「旅行会社」の視点で「パッケージツアー」がどのように企画され、販売されてきたのか
という軸で歴史的に描かれています。
私が生まれる前の時代の「パッケージツアー」も掲載されており、勉強になりました。
ただ、昨今の旅行会社衰退の要因の一つである「旅行会社優位」の視点で書かれていることが
近年の「ネット&個人予約」に負け続けている要因であることも実感できる内容でした。
人々が自由に情報を得ることができなかった時代、独占的に情報をえて、独占的な市場で
商売をしてきた「旅行会社」はインターネットの台頭により「人々が自由に情報を得ることができる」
状況を理解せずに商売を続け、衰退し続けています。
一方、インターネット時代以前、宿が自由にタイムリーに情報を発信したり、企画したりしても
自らで販売できる市場が(相当な資金を投じない限り)作れませんでした。
翻って現在、インターネット発展に伴い、宿が自由に「企画」し、「情報発信」できる時代になりました。
お客様と最終的に接する宿より、事務所で宿や地域のことを深く知らずに企画している旅行会社
が良い企画を作れる道理はありません。
本書は「旅行会社からみた旅行」を描いており、供給側(宿や鉄道や航空産業など)から見た旅行の
視点が描ききれていません。
著者は旅行会社の未来に、「今までの時代を前提」に楽観的未来を描いているように読み取れましたが、
実際はそうならないことを現場のコンサルティングを通じて実感しております。
関西地方梅雨明けの発表が成されました。
今日は日中神戸にいましたが、日中も暑く夏本番の季節となりました。
ただ、神戸地区のこの7月の四連休の空室情報をリサーチしていると、未だ
部屋があいている宿が多く、どんよりした空気は拭えません。
ここで兵庫県の地域限定宿泊補助事業がスタートとなると、心理的にも
「旅行推奨されてる!」と予約も増えるのでしょうが、未だそういった施策は
成されていません。
明日は兵庫知事選挙ですが、「選挙にいきましょう」という街宣カーの放送が
空虚に聞こえてなりません。
「お願い」ばかりで民間の活力を削ぐ政治は必要ありません。
新潟に出張でした。
新潟=雪国のイメージがありますが、夏は暑いです。
今日もレンタカーで蒸し風呂状態でした。特に日差しが強く遮る弊社物が少ないので
運転しているだけで「焼け」ます。この時期は特に海などで泳ぐことがなくとも
お客様から「焼けましたね」とよく言われ、今年もそんな感じになってきました。
訪問先の旅館様では、市+県の宿泊補助事業で絶好調でした。
8月の詰めも行っていただき、忙しい夏になることでしょう。
ただ、秋以降の施策について、一部行政の支援策が見えてない点があるので
未だ決め切れられない事案もあります。
宿泊産業は「先」を見据えなければなりませんが、行政がはしごをかけたり
外したり、ぶっ壊したりするので民間はより機動的に動く必要があります。
昨日、JR諫早駅でレンタカーを返却する際に「お久しぶりです!」と
声をかけられました。こちらも入店した瞬間に「あっ」と思いましたが、
以前長崎空港店でよくお見かけした方でした。
その方いわく「予約が流れてきたときは?と思ったのですが、欠航などの
影響で諫早駅で返却ですか?」と聞かれ驚きました。
その一言で、この方は、普段から様々なことに気遣って仕事をされていることがわかります。
誇りをもって仕事をするとは、こういうことなんだな~と。
こちらのレンタカーチェーンは全国展開されていますが、よく利用させていただ
いているお店では既に顔パス状態です。
顧客と関係性を構築できる組織は強い、と改めて実感しました。
長崎から諫早駅~博多駅~新神戸という列車ルートで神戸に戻ってきました。
諫早駅は、2022年秋m九州新幹線が長崎~武雄温泉まで走るということで、以前の
諫早駅よりも相当綺麗に新築されていました。
道中の新幹線停車駅も同様に工事が完成していて、新築になっていましたが
なんだか同じような駅舎で味気がないように思えました。
久々に博多駅も見て回りましたが、店のブランドを変えているだけで
造りは東京などの関東圏と同じ雰囲気です。
金太郎飴的な駅舎ではなく、地域の独自性をもっと持たせればよいのに
な~と思いつつ、九州を後にしました。
長崎に出張中です。
伊丹→長崎空港は減便の影響もあり、搭乗便は満席でした。
移動ニーズはあるのに便絞って密・・・って本当になんだかな~という感じです。
長崎空港に降り立つとすさまじい熱気で、今期はじめての酷暑を体験しました。
ただ、目的地に到着すると涼しい風が吹いており過ごしやすい気候に。
同じ県でも標高やエリアによって全く気候が異なることを実感しております。
訪問先の旅館様では、HPリニューアルや一部オペレーション変更の話で
盛り上がりました。やはり、「動き」がみられる組織にお客様が集まります。
夕食をいただいている際、リニューアルされたレストランに他のお客様が入店する
度に「すごい!」と感嘆の声を聴きつつ、そんなことを考えていました。
東京五輪(ほぼ)無観客の決定により、ある地域のホテルの料金が半分に
なっていました。
出張時によく利用するホテルなのですが、以前調べたときは通常料金の2倍ほどの
料金になっており、???と思ったのですが、五輪会場が近くにあるので、その
せいか・・・と思っていました。
先日、中止が発表されたのちに再検索するとなんと、半額(通常料金)に戻っており、
ある意味、市場に合致した値付けだな~と。
しかし、こういった極端な需給バランスに基づいた料金設定はどうなのか?といつも
思ってしまいます。適正料金でないとリピーターなどを逃してしまう危険性がありますが、
リピーターなど必要なく新規客だけで埋まる立地やビジネスであることもホテルの特徴
なのでしょう。
東京五輪開催と選挙対策の為に四度目の緊急事態宣言発令が首都圏に発令
されました。
当該地域で商売をされておられる方々の憤りを切に感じます。
又、首都圏を力づくで抑え込むということは、周辺観光地への「流れを止める」
と同義ですので、首都圏を主要客層としている地域は厳しい夏商戦と言わざる
を得ません。
唯一のプラス要因としては、東京五輪の観戦チケットを持っておられた方が
「無観客」となったことでチケット払い戻しをされ、その資金を旅行などに
充てることを期待する、ということぐらいでしょうか。
あくまで予測値ですが、
〇 四回目の緊急事態宣言の実施でGDPマイナス1兆円・・・
〇 五輪開催の経済効果も5200億円から無観客に伴い3500億円に減少・・・
ということですので、単純に五輪開催をしなければ6,500億円超の経済効果を
もたらすというサブイ話が現実味を帯びています。
怒りを通り越して、日本ってこんなに馬鹿な国だったのか・・・と悲しくなって
しまう限りです。
ある地域の観光統計をリサーチしていました。
その地域では経年でデータを整理されているわけではないようで、
軸をまとめるのに手間がかかりました。
先進的な地域では、様々な指標をWEB公開している事例もありますが、
全国的な統一規格があるわけではありません。
インバウンドはしばらく難しい現状があるので、この機会に国なりが統一指標
をとるような指導と実効策をとればよいのに・・・と。
数字をもとにマーケティングが行える地域は伸びますが、そうでない地域は
ますます観光後進エリアになっていくことでしょう。