• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年11月05日

    旅館という存在を地域活性化に活用する

    上諏訪に出張でした。

     

    訪問先の旅館様では、紅葉+アルプスに雪とこの時期ならでは絶景を見ることが

    できました。お客様も多く日々満室続きで皆さんハイテンション状態。

     

    しかし、地域の酒蔵などは依然厳しい状況らしく、宿泊と酒蔵巡りを組み合わせたプランを

    地元誌などに掲載するマーケティング活動を展開いただきました。

    こちらの旅館様では、「旅館だけが儲かってもダメで、地域の産品を残していくために旅館

    という存在を活用する」というお考えですので、スっと腑に落ち成果につながります。

     

    苦しい時にこそ「助けてくれた」存在、「助けようとした」存在は記憶に残りますので

    正常化した先の関係性も良いものにつながります。

    そういった旅館経営の考え方は素晴らしい!と改めて実感しました。

    2020年11月04日

    地元民だけど、「以前から気になっていたので・・・」というお客様

    有馬温泉に出張でした。

    自宅を出て、谷上で電車を乗り換えるときには既に気温の違いがわかるほど

    寒かったです。有馬温泉に到着するとコートを着たお客様が多く、一山越えたら

    冬の様相でした。

     

    訪問先の旅館様ではGoToの影響もあり大忙し。

    地元神戸からのお客様も多く、「気になっていたのですが、地元だしあまり行く機会

    がなかったのですが、このGoTo期間に・・・」とおっしゃるお客様が多い、というお話を

    伺いました。日ごろのマーケティングの成果がこういったところで出るんだな~と。

    リピーターのお客様比率も急激に増えておられるとのことで、システムを介した顧客管理、

    についても協議しておりました。

     

    GoToを一過性の特需に終わらせないためにも、この時期の取り組みが重要です。

    2020年11月03日

    神戸三田プレミアムアウトレット

    神戸三田プレミアムアウトレットに行ってきました。

     

    午前中の早い時間でしたが、大沢IC前から渋滞し、駐車場に入るまでに30分以上

    かかりました。また駐車場も大混雑状態。当然、店には人であふれており、コロナ?

    という感じの空間で驚き。

     

    これだけ人が戻っているスポットもあるんだ・・・と。

    一部、入店制限しているお店はありましたが、バーゲンセールをしている店などは

    三密対策も何も機能していません。

    消費が戻るのは喜ばしいことですが、コレはコレでどうなのだろう?と思いつつ

    店を巡っていました。

     

     

    2020年11月02日

    地道な観光コンテンツの拡散が地域活性化の 近道

    先日体験した「若狭ふぐの餌やり」

    ※モデルさんには掲載の許可をいただいております。

     

    漁師さんに湾内クルージングした後に生簀で若狭ふぐに餌やりをする体験です。

    生簀のふぐの育て方や餌やりの方法、出荷についてなど幅広い生の情報を伺いながら

    餌やりを行うことができます。

     

    こういった体験型の観光、天候や時期に左右されることも多いのでALLシーズン可能、

    というわけにはいきませんが、観光客が体験すると忘れられない思い出となり、その地域

    への愛着もますます大きくなります。

     

    情報発信や売り方に課題はありますが、こういった地道な観光コンテンツの拡散が地域活性化の

    近道です。

    そんなことを思いながら、揺れる船から撮影しておりました。

    2020年11月01日

    飲食店の「おひとりさま」予約に思う

    以前グルメサイト経由で予約したGoToEatのポイントが付与されたので、

    次の出張時に使ってみようと検索しました。

     

    ・・・が、1名で予約できる店が少なく、あったとしても「席だけ」予約で

    ポイントを使う余地がありません。。。

     

    まぁ、飲食店とすれば1名客よりも大人数を求めた方が利益につながるのでしょうが、

    旅館が団体客ばかり追って、個人客に総スカンをくらう・・・という構図が読み取れます。

    そもそも「旅」においてはビジネス問わず、「一人旅」が大人気。

    その一人旅マーケットをとろうとしない飲食店はまだまだ企業努力が足りないのか、

    そういったマーケットを除外した領域で生きていこうとしているのかわかりかねますが、

    市場に合致していないことが残念です。

     

    このご時世、取引先と会食ということ自体がNGになっている組織も多いと思いますが、

    出張は徐々に戻りつつあります。ないマーケットを追うよりも、「今」動いているマーケットを

    追う方が新しい道が開けると思うのですが・・・。

    国の施策を活かしきれていない飲食業界。そんな風に思ってしまいました。

    2020年10月31日

    Go To トラベル事業「発表指針」について

    GoToトラベル事業において、立て続けに新たな指針が発表されました。

    ●10/29発表
    Go To トラベル事業の支援対象とする旅行商品の基準・考え方の明確化について

    https://goto.jata-net.or.jp/info/2020102902.html

    ●10/30発表
    Go To トラベル事業における泊数制限の導入について

    https://goto.jata-net.or.jp/info/2020103001.html

     

    「1回のGoTo利用を7泊まで」とする、という内容はわかりやすいですが、
    「ビジネス出張には適用しない」という案件は、「誰」が「どう」判断するのか
    謎です。

     

    仮にお客様の自己申告、という話になると厳しく対処する宿とそうでない宿が
    出てくるでしょうから、トラブルの温床になることが容易に想像できます。

     

    あるクライアント先様で聞いた話ですが、お客様がチェックイン時に
    「おたのくの宿は地域共通クーポンは宿泊料金に使えないんだね?前泊の宿では
    使えたのに・・・」と言われ、困惑した、ということがあられたそうです。

     

    ルールをしっかり守らない宿があることで、まともにルールを守っている宿に
    妙なイチャモンが付く、ということは阻止しなければなりません。

    2020年10月30日

    地元の食文化を観光に活かす

    昨日に引き続き福井県に出張でした。

    早朝のセリ見学から某寺院での瞑想体験など幅広い観光コンテンツを

    体験しました。

    素晴らしいコンテンツもありつつも、これはお客様に紹介するのは・・・という

    内容もありました。

     

    やはり実際に体験してみないとわからないことはたくさんあります。

     

    ↓写真はアナゴの醤油漬けを七輪で焼いたもの。

     

    太平洋側のアナゴと違い、日本海側のアナゴは寒さに耐えるため、身の厚さが違い

    弾力がありながらも醤油でパリっと焼いた逸品でした。

    こういった地元で食される食文化が「観光」とコラボし、良い効果が生まれるよう

    企画をいただきたいと考えております。

    2020年10月29日

    「体験型観光」は「体験」してみないとわからない

    福井に出張中です。

     

    ある地域の観光コンテンツ(主に体験型)をモデルさん&カメラマンさん共々

    廻った1日でした。明日もまた違ったコンテンツの撮影になりますが、やはり

    WEBやパンフなどではわからないことも「体験」してみればよくわかります。

     

    「宿泊」を核として、その宿に泊まった人々がその土地の魅力をより感じて

    もらいような企画を実行に移していただき、当該エリアにもっとお客様がいらっしゃり

    ファンになってもらいたく考えております。

    2020年10月28日

    GoTo「トラベル」、来年1月末の期限延長へ

    GoTo「トラベル」、来年1月末の期限延長へ]

    というニュースが流れています。

     

    記事によると

    政府・与党は27日、来年1月末に期限を迎える観光支援策「Go To トラベル」事業について、延長する方向で調整に入った。新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ観光需要をなお下支えする必要があると判断した。具体的な延長幅などを今後詰める。

    とのことです。

     

    観光業を支えていただけることはうれしいことですが、早く「いつまでか?」

    又、「ルールは変わらないのか?」を明示していただかないと、宿にお客様から

    問い合わせが発生し、既にオーバーワークの状態にさらに混沌とした業務が発生

    してしまいます。

     

    既にギリギリの人員で営業している宿も多いと思われますので、延長するにしても

    1~2週間の「休み」を設けていただかないと、いくらお客様がいらしていただいても

    宿が疲弊してしまいますので、その点なども考慮してもらいたいものです。

    2020年10月27日

    秋の飛騨高山

    飛騨高山に出張でした。

     

    秋晴れの中、随所に紅葉が見られました。

    既に朝の気温は5℃にせまる勢いで、到着したお客様が「ちょっと服買ってきます」

    とおっしゃることも多いとか。

    人でにぎわっていましたが、インバウンド客はほぼ0なので穏やかな風景が見て取れました。

     

    訪問先の旅館様では、毎日日本人で満館!状態。

    ただし、日本人のお客様が多いと、アンケートにも細かいご指摘を多数いただくので、

    この機会に宿のブラッシュアップに役立たせていただいています、という支配人からの

    言葉もあり、強い企業はやはりこういった「時」にもチャンスを活かすな~、と納得した次第です。

     

    GOTOも延長になった場合、そうでなかった場合のケースを想定し施策を打っていただきました。

    先を見据えて具体策を地道に行うことが、繁盛旅館への近道です。