Author:大坪敬史
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10/1からGOTOトラベル事業の一環でスタートした「地域共通クーポン」。
早くも様々なところで物議をかもしているそうです。
〇電子クーポンが使いにくい&わからない
あるクライアント先から伺ったのですが、若いお客様でも「地域共通クーポン」
の電子クーポンが使えない(うまくダウンロードできない)とのことで、フロント
が大混乱・・・とのことでした。
発行するのは当該旅館ではなく、OTAなので、旅館側もすべて理解しているわけではなく、
さらに、発券できても地方だと「どこで使うの?」と・・・。
〇地域共通クーポンが使えない店で、強引に「地域共通クーポン」を使うお客様
ある地域で、お客様が地域共通クーポンが使えない店で、強引に「地域共通クーポン」
を使う事案が発生し、当該地域の宿に「お客様に渡すときに、きちんと説明を・・・」との
一斉メールが流れたそうです。。。
「地域共通クーポン」は事前に登録しておかないと、クーポンを引き取っても換金できません。
ですので、そのお店は泣き寝入り・・・とのことですが、そういったことを誘発する仕組み
になっていることが問題のようです。
今後、GOTOイート事業も本格化する中で、クーポンや仕組みが乱立しますますの
混乱が予想されます。
宿問わず、事業者が「会計時に混乱する」・・・という事業はどうなのでしょうか・・・。
淡路島に行ってきました。
明石→岩屋をジェノバライン(船)で淡路島まで渡ったのですが、
純粋な観光客っぽい方々も多く乗船されていました。
地元(主に神戸や明石在住民)は明石海峡大橋が船から見えても特に
興奮せず、撮影することもないのですが、同乗した方々は皆さん興奮気味で
撮影大会の様相を呈していました。
日帰り旅行なのか、岩屋についてからバスなどで移動し宿泊するのかは
わかりかねますが、以前には見なかった光景でした。
観光客、動いてきたという証左でしょうか。
出張で新幹線に乗る際、
「コロナ対策の一環でボックス席のご利用はご遠慮ください」という放送が
必ず流れます。
これは前後の席で片方を逆にして、4名、または6名向かい合って座るスタイルです。
確かに飛沫対策においては、対策として機能しているのかな?と思っていました。
しかし、特急に乗るとそのような放送はなくボックス席で旅行を楽しんでおられる人が
いても車掌さんは注意もしません。
又、地方にはボックス席で固定されたような車両の普通列車もあり、そこの座席も普通に
座れるようになっています。
ダブルスタンダードと言われても、おかしくないJRのこの対応。
場当たり的にコロナ対策やってます感を出すためならやめ、本当にボックス席にすると
コロナにかかりやすくなるのであれば、そのような座席は排除すべきでしょう。
上諏訪に出張でした。
訪問先の旅館様では、10/1スタートした「地域共通クーポン」で
大忙しの状況でした。
自社予約のお客様に「地域共通クーポン」を配るのは当然の話ですが、
楽天やじゃらんなどのOTA経由予約のお客様にも「地域共通クーポン」
の手配をしないといけないのは、大きな手間です。
業界全体人手不足のなか、過大な負荷を現場にかけている認識はOTAに
あるのでしょうか?
クーポン1枚発行ごとに、OTAに発行手数料を請求しても問題ない位の
業務負荷。業界全体として、OTAに発券手数料を求めていきたいものです。
また、地域の飲食店や土産物店の活性化の一助に、という大義名分でスタート
した「地域共通クーポン」ですが、実際に地域で使えるお店は驚くほど
少ないのが現状です。
上諏訪でも、たまに昼食で利用させていただく地元の人が足繫く通う
蕎麦屋さんがあるのですが、その蕎麦屋さんは「手間がかかる」と本事業
に参加されないことを早々に決められたそうです。
実際には「手間がかかる」と同時に「キャッシュフローが回らなくなる」
ということも大きな要因と考えられます。
中小小売店・飲食店はただでさえ、コロナ禍でダメージを受けています。
たとえ「地域共通クーポン」が使われたとしても、入金までの時間があり、
その間のキャッシュアウトが心配されるのでしょう。
旅館のように、平時から旅行会社から2~3ヶ月遅れで入金される「クーポン」
という悪弊に慣れている業種は後払いでも良いですが、そうでない方々は現金
が滞ることが死活問題につながります。
「地域共通クーポン」の理想は素晴らしい。
しかしながら、理想だけでは商売は回っていかない。
制度設計した方々はぜひ今回の反省点を踏まえ、次の施策につなげていってもらい
たいと切に願います。
GOTOトラベルで絶好調なクライアント先様で伺うトラブルの話は、大抵
外資系OTAからの予約に起因しているものが多くあります。
これは、あまり情報リテラシーが高くないお客様が外資系OTAのエゲツないリスティング
に引っ掛かり、よくわからないままに予約し、当日になっても話が通じない&外資系OTA
に連絡しようにもつながらない、ということが主要因です。
ですので、トラブルがあった先のクライアント先様にはGOTOトラベル期間終了まで
外資系OTAの販売をとりやめていただくと、トラブルが減少しました。
インバウンドのお客様が本格的に「復活」するまでは、外資系OTAの役割は一旦なく、
「これまでよくしてもらったから、停止しにくい」という話も出ましたが、担当者の方が
そもそもリストラにあい、筋道を通す先の人がいなくなったので、止めてもよい。
という話に帰着することも多くあります。
そもそも、ドライで一方的なルールをこれまで宿に押し付けてきたので、こういった需要拡大期に
わざわざトラブルを作るような予約は必要ありません。
同時に、普段送客もしてこない旅行会社からの部屋要求など問題外です。
市場の需給バランスを見極めたうえで、「誰」と付き合っていくのか?という問題は今後も
重要になってきます。
飛騨高山に出張でした。
飛騨高山・奥飛騨の全体の傾向としてインバウンドに頼りすぎていた節が
あるのでエリアとして苦戦されているそうですが、訪問先の旅館様ではコロナ以前の
忙しさに戻れられており何よりです。
日本人のお客様が多く、アンケートなどにご記入いただく指摘事項も細かく、身を
引き締めなければならない、と支配人がおっしゃっていましたが、そういった声に
敏感に反応できるからこそ、地域が落ち込んでも順調に回復できる秘訣でしょう。
今日は、明日からスタートする「地域共通クーポン」についての最終調整を幹部の
皆様と行っていました。
客単価も高く、発行する枚数が膨大なので、実際に走らせてみないと「どこ」に負荷
がかかるかわからない・・・ということでしたが、せっかくの施策なので、ご宿泊の
お客様に最大限楽しんでいただけるような施策を!ということで盛り上がりました。
こういった時期ですが、組織には新しい若いチカラが必要!と来年の新卒もすでに
相当数の方々の入社が決まっており、ますます盤石な経営となっていくでしょう。
新潟に出張中です。
訪問先の旅館様では9月・10月・11月はほぼ満室で、電話でお問い合わせが
あるたびにお断りするのが心苦しいという話を伺いました。
12月以降はまだ若干空室があるとのことですが、10/1から地域共通クーポンが
開始されることもあり、徐々に予約が増えてくるものと思われます。
こちらの旅館様には未だ「地域共通クーポン」本体が届いておらず、10/1から
間に合うのか?という感じですが、できる準備はしておこうと発券フローから、
お客様への説明、請求フローまでを一緒に確認しておりました。
不明点をコールセンターに問い合わせるも、問い合わせる度に「答え」が変わり
開始後のトラブルが容易に予想されます。
しかし、楽天トラベルやじゃらんなどは手間のかかるクーポン発行を宿に丸投げし
何も思うところはないのでしょうか?
地域共通クーポン発行1枚当たり〇〇円、といった手数料を業界あげて請求して
やりたいほどの煩雑な作業を強いている現状・・・。
地域の店舗を活性化させる施策、といえば聞こえはよいですが、その「負担」を
宿が一身に背負う今のスキームは大いに疑問が残ります。
新潟に出張中です。
道中の田んぼには稲穂はなく、すでに稲刈り後の状態でした。
これから新米の美味しい時期になり、旅行需要も活気づきます。
訪問先の旅館様では、月曜日という平日ですが多くのお客様が
続々とチェックインなされてきました。
シニアのお客様も多く、マスコミはシニア層はコロナが怖くて旅行に出ない
と言っていますが、そんなことは全くありません。
冷静に考えるとGOTOトラベルの期間中、35%OFFで宿泊できるのですから
旅好きの方にはたまらない期間でしょう。
こちらの施設様で「面倒なGOTOトラベル手続き、代行します」といったDMを
発送すると多くのお客様から反応いただいたそうです。
せっかくの国のキャンペーンですから、うまく需要喚起につなげたいですね。
を読みました。
一部、著者の方の主観には???と思うところがありましたが、日本近代における
スペイン風邪の記述や、感染者の日記など勉強になることが多かったです。
歴史的に、ある程度のおりあいをつけ日常生活を続けるしか解決策はないように
思いました。
先日の出張時に利用した
【ANAじゃらんパック】【重要】Go To トラベルキャンペーン事後還付手続きのご案内
が届きました。
指定URLに情報を入力すると小1時間ほどで入金があり、驚きました。
8月に利用した宿泊施設の還付は音沙汰がないのですが、飛行機+宿のツアーに
ついての還付の方がはやいとは・・・。
しかし、このメールに至るまで処理は煩雑で、「還付をせずに」済ませてしまう
方々も多いと類推されます。
今回のGOTOトラベルのみならず、「後から還付」というのは、需要を盛り上げて
当該の予算を使わなくて済む、と考えると効率がよい需要喚起策なのもしれません。