• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2020年09月25日

    京都を旅する絶好のシーズン

    京都に出張でした。

    訪問先の旅館様では、昼食需要が戻ってきたのか、団体のお客様で

    大盛況でした。

     

    GOTOトラベルの好影響もあり、9月~11月の露天風呂付客室はほぼ満室状態。

    他の客室も稼働がよく、絶好調の状態でした。

     

    今日も、秋の風が吹いていましたが、観光地としては日本人がチラホラといった

    感じですので、京都の情緒を感じるには絶好の旅行シーズンです。

    感度の高いお客様がそういった「旅」を楽しんでおられるのだな~とおもいつつ、

    京都を後にしました。

    2020年09月24日

    魚種豊かな小浜

    小浜漁港のセリを見させてもらいました。

    朝、漁港に水揚げされた魚がすぐ横のセリ場に運ばれ、独特の言葉で

    セリがスタートします。

    (荒々しいセリではなく、比較的ゆるい感じでした)

     

    ざっとみただけで

    若狭グジ、アオリイカ、赤いか、カワハギ、シイラ、ヤガラ、真鯛、小鯛、鰆、レンコ鯛など

    多岐にわたる魚が水揚げされていました。10/1からは底引き網が解禁になるので

    カレイなども水揚げされるようです。

     

    仕事でなければ、釣竿もっていきたいところですが、そうもいきません。

    セリで落札した魚をすぐ横の魚介売り場で買うことができ、こちらも醤油漬け

    などにされた新鮮な魚介類が並び、見事でした。

    平日の朝一ですが、見学の私以外にも一般のお客様も多く、良い魚を安く仕入れるため

    の訪問かと思われます。

     

    こういった魅力あるコンテンツが広く知れ渡るとよいと願っております。

    2020年09月23日

    地元愛を「集客」につなげる

    福井県に出張中です。

    訪問先で地域の観光地に、軒並み連れていっていただきました。

    「観光客」の視点ではなかなか訪問しないような場所も、地元の良さを

    わかっていらっしゃる方が案内するとまた違った魅力が出てきます。

     

    地域を愛する地元の人が案内する「観光」という切り口でよい成果に

    繋がりそうでワクワクしながら、様々な観光地を見させていただきました。

     

    地元愛を「集客」にうまくつなげていっていただきたいと願っております。

    2020年09月22日

    観光が日常に戻るには、需要の平準化が必須

    神戸に戻ってきました。

    帰路、新千歳空港の飲食店や売店を見て回っていたのですが、何店舗か

    シャッターが下りていました。

    おそらく、コロナ禍で需要減退の状況になり、店を閉めておく決断をされ、

    連休で需要が回復しても、店を開けることができなかったものと思われます。

     

    また、売店にはおにぎりなどのご飯系の商品が品切れを起こしており、こちらも

    「お客様が少ない」モードからの脱出ができなかった(需要予測ができなかった)

    ものと思われます。

     

    一度、長期的に需要が減退すると、一時的に需要が戻った時に顧客の満足度を

    低下させることになり、これが続くと負のスパイラルダウンに陥ります。

    観光が日常に戻るには、需要が日常に戻らないといけない・・・と改めて実感いたしました。

    2020年09月21日

    度肝を抜かれる世界チェーンホテル

    ある世界的に展開しているブランドホテルチェーンにチェックインしました。

    16:00頃のチェックインで、連休ということもありフロント前は大行列。

    コロナ対策お願いします、と言われたったまま20分ほどたち、チェックイン手続きへ。

    そこで「お客様のお泊りのお部屋の清掃が済んでいないので、お部屋におが入りいただけ

    るのは18:00すぎになります」と当たり前のように言われました。

     

    当日このホテルを予約したのではありません。過去、国内外を問わず様々な宿泊施設に

    泊まった経験がありますが、過去このようなことを言われたことは一度もありません。

     

    あまりにも不条理なので、「明らかな宿泊契約違反ですよね?返金などはるのですか?」

    と聞くと自信満々で「一切返金はございません」と言われました・・・。

    その後、「レイトチェックアウトはお付けできます」と言われましたが、明日は朝早く

    出発予定なので、そのような特典は必要ありません。

     

    このやりとりの前にも、夕食はいらない(1泊朝食付きのプランで宿泊)と言っているのに、

    混雑しているから夕食会場に行ってもお待ちいただきます、と、「会話」する気があるのか

    という対応で、トドメがチェックイン時間に部屋に入れない、ということでした。

     

    ホテル業界では、こういったことが「常識」なのか???

    旅館業では、聞いたことがない話なので、大変驚愕した次第です。

     

    2020年09月20日

    宿泊施設の「値段」は様々な要因で決まる

    大雪山のふもとのホテルに泊まっていました。

    朝、8:00頃ホテルを出ると、大雪山に登る方々の車で大渋滞していました。

    登山は三密とは無関係なので、コロナ禍でも大盛況なのでしょう。

     

    登山口に近いホテルでしたので、そういったことも含まれての宿泊料金と

    妙に納得しました。

    (単純に1泊2食とすると、連休とはいえ価値/価格があってないのでは?

    と思いましたが、登山口ということで朝一から登山できるということが価値なのでしょう)

     

    宿泊施設には様々な「価値」があり、「値段」が決まるのだな~と改めて実感いたしました。

    2020年09月19日

    四連休初日に団体ツアーを入れなければない状況・・・

    北海道に出張中です。

    宿泊先のホテルのフロントで夕食のバイキング時間の照会がありました。

    「17:30 or 19:00からになります」と聞かれたので「19:00でお願いします」と

    回答すると「その時間は団体ツアーのお客様と同じになりますが・・・」と言われ

    結局17:30からのスタートにしました。

     

    フロントとしては、どちらかというと早い時間に誘導したかったでしょうから

    「団体ツアーと同じ」というのは切り札ワードです。

    四連休の初日に団体ツアーを入れなければいけないほど、宿泊産業が疲弊しているのか・・・

    と何とも言いきれない気分になりました。

    2020年09月18日

    PCR検査「陰性」は免罪符

    人生初のPCR検査を受診しました。

    (結果は陰性でしたのでご安心ください)

    私がコロナに罹患したような状況になり、PCR検査を受診したのではありません。
    ある公的業務を受注し、当該地域に出張するにあたり、訪問日までにPCR検査を
    受診し「陰性」であることの証明をしなければ、現地で業務をすることができない、
    という条件があった為の受診です。

     

    「陰性」と判明し、当該地域の方々に安心していただく、ということは重要ですが

    受診費用が1回36,000円・・・。

    安心の値段としては高すぎるように感じますが、PCR検査陰性が免罪符になるので

    あれば、それも仕方ないのかもしれません。

     

    今回の検査、前日午後に受診し翌日朝一に結果が判明する、というスピードですが

    値段&スピードとも、改善されるようになればより経済も動くようになるのか?

    とも思えました。

     

    2020年09月17日

    「他者を受け入れる」ということに関しては旅館業がNO1!

    ある地方クライアント旅館様で伺った話です。
    全国の宿泊業同様、こちらの旅館様でもコロナ禍で返済がSTOPしている状態です。
    メインバンクと2番手は地方銀行、三番手は地域信用組合という借入構成なのですが
    2番手から、「こんな時期だけれどもモニタリング会議を開きたい」という照会が
    あったそうです。

     

    その内容をメインバンクに相談すると「今、モニタリング開いても先行きがまだ
    不透明なので必要ですか?」という感じになり、結果的にモニタリング会議は
    今期は未開催と決定されました。

     

    その決定以前に地元信金さんの支店長にも同様の照会をすると
    「おたくの旅館の顧問税理士さん、東京からいらっしゃいますよね?
    その方がコロナにり患したと判明した場合でも私が濃厚接触者とならないようにお願いします」
    (要は、その東京から来る顧問税理士さんと距離をとった座席配置にしてください)
    と言われ、面食らったそうです。

     

    モニタリング会議を開く開かないより、東京在住の人と「どう会うか?」の方が
    重要とは・・・。

     

    地銀さんは未だ大都市圏との交流がある(支店が大都市圏にもある)ので、そこ
    までコロナに過剰反応されませんが、当該地域だけで営業している信金さんなどの
    本音は上記のようなものなのでしょう。

     

    歴史的に宿泊産業は「他者を受け入れる」ということに関しては、全業種で一番
    アレルギーがないと言っても過言ではありませんので、そこまで大都市圏の方に
    過剰反応する方とお会いしたことはありません。

     

    しかし、地方「のみ」で生きている人たちにとっては、この信金さんの支店長の
    ようなお考えの方がまだまだ本流と思うと、何とも言えない物悲しさを感じました。

    2020年09月16日

    安い部屋・プランほど対策が必要な時代

    新潟に出張でした。

    訪問先の旅館様では9月も引き続き大忙し。

    心なしか皆さん疲れている感じでした。

     

    GOTOトラベルの影響で、「高単価客室」&「高単価プラン」ほど先に売れ、

    結果的に標準タイプの客室の動きが悪いという話に。

    単価を上げようとMD構築してきたので、良い結果なのですが、そうはいっても

    標準タイプの客室ももっと売ろう!と協議しておりました。

    単純に安くしても、動かないので付加価値をつけ、特定客室のみ紐づけて・・・と

    施策をうっていただきましたが、なんだかおかしな「悩み」です。

     

    国の補助が入ると、こういうことが起こり、対策が必要と時限的な施策ですが

    実感しました。