Author:大坪敬史
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GO TO トラベル事業がスタートしてから、購読している日経新聞にも旅行会社
の広告が目立つようになってきました。
知床や屋久島に行く「ツアー」などの「旅行」をGOTO割引で売るのは大いに結構
なことですが、リッツカールトンなどの宿単体を紙面を割いて売っていることには
甚だ疑問です。
旅行会社の本懐は「旅行」を売ることであり、「宿」単体を売ることでは
ありません。簡単に売れるからといって高級ホテルや高級旅館を国の予算を使って
売るという行為に恥ずかしさを感じないのでしょうか?
宿単体は「宿」独自で売れますので、そこに旅行会社を介在させる必要はありません。
本来であれば、コロナ禍におけるツアー開発を国の予算で行うべきところ、安易に
売上を求めて動いているところを見ると、今後旅行会社の存在意義がますます減少
していくように思え、残念でもあります。
ある地方の道の駅で商品を買ったら、代金支払い後、「お買い物応援券です」
といわれ、チケットを渡されました。
「今日中」に「この店だけで使えるチケット」とのことで、うれしい話なのでしょうが
なんだか釈然としません。
ほかのレジで買い物をしていたお客さんも、「事前に言ってくれたら計算して買ったのに」
となんだかうれしい話が微妙な話に変わってしまったようです。
コロナ禍時代、こういった地域商品券のようなものが乱立していますが、それを
知って買うというお客は少なく、買い物したらなんだかわからないけどついてきた、
というものが正直なところです。
購入活動の誘因になれば成功ですが、なんだかわからないうちに商品券もらっても
どうしようもない・・・ということが実感として理解できました。
豊岡に出張でした。
アポイントの時間の合間、豊岡の街を30分ほど歩いていたのですが、
見事なシャッター商店街が連なっていました。
かつての繁栄を思わせるような店舗が今はシャッターで閑散状態。
街として「どう」するのか?を明確にしないと、この状態は続いていく
ことでしょう。
観光資源が乏しい街の再活性化。
なかなか難しいですね。
以前、話題になった施設なども目の前を通りましたが閑散状態。
命をかけて事業に邁進する企業が参加しないと、この街には人が来ない・・・
と実感しました。
熱海に出張でした。
訪問先の施設様は箱根と熱海に宿を運営されておられますが、
8月の稼働率が箱根100%!&熱海99.6%と過去最高の実績(売上)を記録されて
おられました。
熱海でもノーショウがなければ100%ということでしたので、ほぼ両館で満館と
いえるでしょう。
GOTOトラベル事業、批判される論調ですが、こちらの施設様のように経営に
大きくプラスに寄与しているケースもあります。
総理が交代しても継続して観光業の支援を続けてもらいたいですね、という話とともに
GOTOトラベル後の施策も協議いただきました。
こういった協議ができると施設とそうでない施設の「差」はGOTOトラベル事業後の
展開に大きく開くことでしょう。
上諏訪に出張でした。
神戸を出るときは猛暑でしたが、上諏訪に降り立つと涼しい空気が
吹き抜けていました。
やはり上諏訪は避暑地です。
訪問先の旅館様で「売店で商品が売れない!」という話になりました。
アンチGOTOが好き勝手いっているので、旅行をするのがダメ・・・という空気が
流れており、旅行には来るけれども近所の方などにお土産を配るということが憚れるよう
な雰囲気があります。
そこで、パーソナルユース(個人・家族用)のお土産を強化しようと、様々な施策を
講じていただきました、
他クライアント様でも成果が出ている取り組みなので、こちらの旅館様でもよい成果が
生まれるかと思います。
合わせたくもない時流ではありますが、こういう時期なので、空気に合わせた販売展開が
求められます。
を読みました。
感染症の歴史が時系列に掲載されており勉強になりました。
現在の経済を犠牲にしたロックダウンなど、後世どのような評価が成される
のか非常に興味がわきます。
新しい感染症が出るたびに特効薬的なものが出てきますが、歴史的に瞬間的に
効くものではなく、特定感染症の抑え込みや根絶には時間が年単位でかかります。
新型コロナにおいても、専門家会議で「過度に恐れる必要なし」との見解が出ており
ますので、うまく免疫を獲得しながら折り合いをつける、という対策しかないように
思えます。
この夏、少なかった台風が珍しく日本に近づくようです。
神戸も夕刻、瞬間的な夕立が発生しました。
日本に田んぼがあふれていた頃の時代は、夏日中田んぼの水が太陽で
蒸発し、夕方に雨となって循環し気温をコントロールしていた、という
話を聞いたことがありますが、現在のようなコンクリートジャングルと
化した日本では、それも難しくあります。
なので、まったく雨が降らなかったり、一気に災害クラスの雨を降らす、
ということが近年続いています。
今回の台風接近でも大規模災害がないよう願っておりますが、なかなか
自然とのバランスは難しいものです。
週明けの出張のJRチケットをみどりの窓口で購入しました。
コロナ禍において、移動が活発ではないので鉄道を使う人も激減しています。
・・・なのに、みどりの窓口には3人も販売員が座っており、ぼーっとして
おられました。
しばらくしても、客は私一人。
本当に民間企業か?と思ってしまいます。
航空各社が需要減退(客が飛行機に乗らない)ので欠航します、とやっているのに
鉄道はまだまだぬるい空気がただよっています。
この際、入国制限が解除されるまでジャパンレールパスの「日本人」への開放など
やれる施策はまだまだあるはずです。
この状態で大赤字発生させ、経営努力した・・・とでもいうつもりなのか・・・。
旅行・観光は足+現地での飲食+宿泊と仮定するのであれば、「足」の部分には
まだまだ大きな改善の余地があります。
今後、早急な改善を期待してやみません。
京都に出張でした。
残暑厳しい、ということで歩いておられる観光客のお客様はほとんど
見かけませんでした。これほど静かな京都も久々です。
ただ、訪問先の旅館様では、チェックイン前にご宿泊のお客様が荷物を先に
置きに見えられ、京都観光を堪能されている様子がうかがえました。
赤ちゃん連れ、若いカップルと幅広い層(日本人のお客様)が立て続けに
いらっしゃっておられました。
インバウンドで盛況だった頃は、こういったお客様も泊まることができなかった
と思うと、京都を楽しむ日本人のお客様が増え、将来のリピーター様につながる、
という側面もあります。
コロナ禍で大変だ、ばかりではなく、将来につながる日本人のお客様の獲得という
こともテーマの1つでしょう。
飛騨高山に出張でした。
往復のワイドビューひだは1車両に数えるほどしか乗客がおらず、これほど
閑散とした夏休み期間は初めてです。高山の町並みも人がほとんど歩いておらず
まだまだ本格的な回復には程遠い状況でした。
訪問先の旅館様での全体会議もソーシャルディスタンスということで、通常の
2倍のスペースの宴会場を設営し、クリアボード設置という徹底ぶり。
できうるコロナ対策はなんでもやる!という旅館様でしたので、ある意味その
徹底ぶりに驚かされました。
ご宿泊のお客様も「ここまでするのか~」と感心されるそうです。
感染対策とマーケティングと難しいバランスが求められますが、現場の力を
生かして乗り切ろう!と今日も様々な施策を講じていただきました。