Author:大坪敬史
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飛騨高山に出張でした。
JR高山駅に到着し、ホームに降りると大勢のインバウンド客が
私の乗車していた富山駅行の「ひだ」に乗車されていきました。
訪問先の旅館様でそのことをお伝えすると、インバウンドの方々は
富山にぬけ、金沢などにもいかれることが多いとのことでした。
ただ、名古屋・高山間は1時間に1本ほど特急が走っているそうですが
高山・富山間はそれよりも便が少なく、車両も減らすので混雑されるとの
ことでした。
JRも赤字路線廃線ばかりに躍起になっていますが、このように活性化している
路線もあるわけですから、お客様のニーズに応じた路線展開が求められます。
往復新幹線主張でした。
今日はなぜかインド系の方と車両を共にすることが多く、
インターナショナルな車内でした。
皆さん巨大なキャリーバックを持たれており、一部座席後ろには
置くことができますが、それ以外の方々は窮屈そうでした。
それだけ日本を長期間旅するということなので、宿泊施設間で
荷物を運ぶサービスなど、人と共に荷物が移動する必要もないのでは?
とも思ってしまいます。
諸外国と違い、荷物がなくなるということが少ない国ですので
そういった新しいサービスが求められます。
ある空港で乗り継ぎ移動をしました。
乗り継ぎ時間が30分と乗り継ぎギリギリの航空券で到着が5分ほど
遅れたので、次の飛行機に乗り継ぐ為に航空券をかざすとエラーが
でました。
以前にも同じことがあり、こうなるとコントロールセンターに連絡し、
私の航空券の搭乗手続き締切設定を解除しないとゲートを通れないのですが
乗り継ぎ担当の方が新人だったようで、フリーズされてました。
「連絡して設定解除する必要ありますよ」と伝えると、その内容を伝え
無事に次の飛行機に間に合いましたが、トホホな対応でした。
たまたま私が「係員より搭乗回数が多い客」なので、こういった事例に遭遇して
解決方法を知っていましたが、そうでない乗客だった場合、係員と二人でフリーズ
していた可能性があります。
システムはやはり使う「人」次第と実感した出来事でした。
某地に出張中です。
レンタカー移動でしたが、欧米系の方がレンタカーを借りて観光
されている様子をよくみました。
日本のレンタカーの多くはAT車なので、諸外国の車よりも運転
しやすいのでしょう。JAPANレールパスなどだけではなく、こういった
レンタカー旅が増えると、JRやバス網が発達していない地域にも
インバウンド客が増えることとなりますので良いことです。
ただ、安全面のルールを徹底しないと大きな事故が起こっては遅いので
そういった告知も必要であると思いつつ、運転していました。
レンタカーの料金も上がってきています。
出張でよく使っているのですが、実際の移動距離は空港⇒目的地の往復
で観光をするわけではないので、それほど移動するわけではありません。
しかし1泊2日となると必然的にその料金になるわけで負担が大きくもあります。
願わくはタイムズレンタカーのようなカーシェアの仕組みが全国各地にあり、
発着地と乗り捨て地を自由に選べるようになれば、もっと移動も活発化
しますし、顧客ニーズに沿った展開ができるものと考えております。
例えば、夏の期間寒冷地で避暑宿泊する際、1週間滞在としてレンタカーですと
1週間のレンタル期間が必須ですが、カーシェアで乗り捨て可能な仕組みですと
初日の1日目と最終日の7日目に車を貸し借りすれば事足ります。
滞在中の少しの期間の車利用なども考えられます。
こういったビジネスを進めると既存勢力から反対の声があがるのでしょうが、
公共交通機関でさえ維持が難しい昨今、移動を活性化する為に思い切った施策が
必要と日々実感しております。
乗務員不足のため【湯村温泉-神戸線】は
本日(6/15)の運行をもって一時全便運休します🚍運休を回避すべく努めて参りましたが、著しいご利用状況の変化もあり、このような判断となりました。
皆様にはご不便をおかけしますが、路線バス維持のため、ご理解賜りますようお願いします。 pic.twitter.com/qLiMZYNrZP— 全但バス株式会社【公式】 (@zentanbus) June 15, 2023
というツイートがされていました。
兵庫県の最南部の神戸市と、北部にある湯村温泉をつなぐ路線の
ようですが、示唆に富んだ投稿です。
投稿の最後の部分に「路線バス維持のため」との記述がありますが、
路線バス維持の為、観光路線を後回しにするということにもつながります。
事業者の利益だけではなく、こういった観光路線がなくなると地域の
住民にもマイナスです。
ここまでくる前に、地方行政などとうまく協議できなかったのか?など
疑問は残りますが、1日もはやい路線再開を願ってやみません。
新潟に出張でした。
朝起きると滝のような雨でしたが、日中は晴れ間が戻り
夏らしい気候になっていました。雨に彩られた緑も美しく
土日は絶好の観光日和になりそうで何よりでした。
訪問先の旅館様では、ふらっと外国人観光客の方々が下見に
秋の貸切を申し込まれたとか。
確実にインバウンド僻地の旅館様ですが、こういった地域にも
インバウンド客の皆さんが興味をもっておられることがわかり
良い宿を見抜く感度に驚いた次第です。
新潟に出張中です。
あいにくの小雨でしたが、田んぼに張られた水面に緑の稲が
なびき、この季節独特の景観をつくりだしていました。
訪問先の旅館様近くの蛍スポットにもホタルがとびはじめたとのことで
コロナ禍になってから中止になっていた「ホタル祭り」も今年は開催される
予定とのこです。
最近は個人のお客様に加え、同窓会のお客様も増えておられるそうです。
こちらもコロナ禍で開催できなく、久々の開催なので料金などもコロナ禍以前
より上がっていても問題ない、とのことでした。
都会からのお客様もマスク着用されていないことが多いとのことですが、
特にトラブルなく楽しんでおられるようです。
こういった「しなやかさ」が日本人の特性ですので、このまま平時の
世の中になってもらえれば・・・と願っております。
有馬温泉に出張でした。
訪問先の旅館様の現場スタッフ様より
最近、インバウンドのお客様で廊下などで脱いだ浴衣をお持ちになられて
「この浴衣はどこに置けばよいか?」というご質問を多くいただくようになったという
話を伺いました。
確かに、日本人であれば「着た浴衣は部屋に置いておく」ということは常識ですが、
外国人観光客の方々からすれば浴衣を着るのも初めてなわけで、そりゃわからない
ですよね、という話に。
コロナ禍以前は、そういった案内をしていたのですが、コロナ禍でインバウンド客が蒸発し
そのままになっていたので、再度オペレーションを見直そう、という結論になりました。
確かにインバウンド客が一気に増え、蒸発してしまったので、オペレーション上変更する
点も多くあります。
こういった声が現場からあがってきて、改善の動きのできる宿が今後生き残っていく
のだろう、と思いつつ濃い会議をしておりました。
京都に出張でした。
気温が一気に上がった日でしたので、インバウンド客の皆さんも
暑そうに薄着で観光されていました。
ただ、阪急電鉄の一部車両は極端に冷房がきいておりジャケットを
羽織っていても寒い位でした。
特急や準急、普通列車によって冷房の強度が違うようで、日本に住んでいる
我々でも車内温度に合わせるのは大変ですので、インバウンド客の皆さんは
もっと苦労されていると思われます。
「どこ」に基準をもってくるかは難しい問題ですが、夏の公共交通機関の「温度」
の標準化もいずれかの段階で必要となってくるのでは?と思いつつ、暑い京都
の街中を歩いていました。