• プロフィール

    Author:大坪敬史

    大坪 敬史
    関西学院大学 文学部地理学科卒。
    民俗学、文化人類学、観光地理学を学ぶ傍ら、大手旅行会社での添乗・実務業務に没頭。日本文化を守り伝えていく“地域活性化”を志し船井総合研究所入社。
    宿泊施設のマーケティング戦略立案から、具体的な販促実務までを主軸に置いたコンサルティングを展開。中でもインターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増ノウハウ&即時業績向上には定評がある。 世界に誇る日本文化を次代に語ること、、、をテーマに全国を日々巡礼中。
    2010年1月、日本の観光業の永続的発展を目指した株式会社観光文化研究所を設立。代表取締役に就任。
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    2007年01月02日

    年賀状の意味

    日々の忙しさにかまけ、なかなか友人・知人・恩師などと過去かかわりのあった方々に会う機会がありません。

    忘れられないよう、年賀状だけは毎年しっかり送るようにしています。年賀状に書かれている一言で、新しい動きがある、、、というのも日本文化の特徴の一つではないでしょうか?

    今年来た年賀状の中にこんな内容のものがありました。高校時の恩師から(この方が授業中に船井幸雄さんの話を四六時中していたので、「船井総研」を知るきっかけになりました)、「船井総研の話を一度会って聞かせて欲しい」との内容。
    この恩師の話がなければ、今のこの自分の状態があったかどうか定かではないので、恩返しと新たに「縁」を創る為にいずれかの機会でお会いできればと考えております。

    ネットでの繋がりも大切ですが、手紙でも繋がりを構築・維持することは可能です。要は「どのような想いを以って活用するか?」という1点に絞られるのではないでしょうか?

    今年の年賀状を読みながらそんなことを考えていました。

    2007年01月01日

    初詣

    新年明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いいたします。

    さて、新年行事として初詣に行ってまいりました。西宮の廣田神社(阪神タイガースが毎年優勝祈願している神社)というところだったのですが、人、人、人の大混雑。

    三世代家族、若い夫婦、恋人同士、赤ちゃん連れなど多種多様な形態でのお参りです。
    初詣の起源はいがいと新しく、鉄道会社の正月増客の戦略だったらしいですが、起源云々ではなく、コミュニティーの絆を確かめる行事・・・というものは日本人に浸透するのは素早いようです。

    初詣に参る人々を見ていると、日本文化って良いな~と、しみじみ感じた次第です。

    テクノラティプロフィール

    2006年12月31日

    「全ては必要、必然」、「過去オール善」

    今年1年も激動の年でした。
    船井総研の考え方に「全ては必要、必然」、「過去オール善」という素晴らしい考え方があります。

    この激動の時代の中で、経営を営んでおられる経営者の皆様のみならず前向きに生きようとする全ての人にとって至言とも言える言葉かと思います。

    来年も色々なことがあるでしょうが、この2つのキーワードを根底に前向きにいろいろな施策を具現化すべく行動してきたいと考えております。

    来年も今年同様、「人生の中で最高の1年だっと」胸を張って言えるように、、、。

    A HAPPY NEW YEAR!


    (さらに…)

    2006年12月30日

    自然の集客力

    阿蘇の大観望に行ってきました。

    大観望

    恐ろしく寒かったですが、さすが景観は抜群。多くの観光客でにぎわっていました。阿蘇を見渡せる大絶景に展望台まで登ってきた多くの方々が写真を撮って感嘆の声を上げておられる様子を見ていると、改めて「自然の景観」=「観光コンテンツ」であるなと実感した次第です。

    日本全国の地方と言われる「処」には、まだまだ素晴らしい景観が隠れていると思います。

    これからもそんな、丸秘スポットに集客できるような仕掛けを展開していきたいなと思いながら、師走の阿蘇山を眺めていました。

    2006年12月29日

    宿泊施設でのクレジットカード利用

    今日、ある旅館をチェックアウトする時の話です。

    「当館では、じゃらんNETから予約のお客様についてはクレジットカードのご利用をご遠慮いただいております」と唐突に言われました。
    以前は確かにこういった類の話を聞きましたが最近はご無沙汰だったので正直驚きました。

    ネットエージェントからの送客については手数料がかかる、、、と知っているお客様にとってはまだ理解できるかもしれませんが、そうでないお客様にとっては「?」な話です。

    ネットAGからの送客は手数料がかかる
    ⇒クレジットカードを使われるとさらに手数料を取られるので「宿の利益を考えればクレジットカードは使ってもらっては困る」ということですが、果たして正しいことでしょうか?

    昨今のお客様は旅行に現金を持ち歩きしません。
    例えば家族4人で宿泊するとして1人15,000円×4=60,000円の現金など都会のお客様であれば、セキュリティーの面から現金など持ち歩きしないでしょう。

    事実、大坪の顧問先施設様で宿への直接の予約ならクレジットカード可で、ネットAGからだと不可としている施設様は皆無です。顧問先施設様は「そんなことは宿の論理であって、それをお客様に押し付けるべきでない。クレジット不可とするなら全てのお客様を同列に扱う。もっというと、そんなことをするぐらいならネットAGから集客しない」というお考えをお持ちです。

    お客様の立場で体感したことを今後の糧に、、、と勉強になりましたがやはり後味の悪い体験でした。

    2006年12月28日

    観光地での思い出

    今日から鹿児島です。
    神戸空港から鹿児島空港へ。

    以下、本日の感動したこと。

    途中、中川家さんというお店で「両棒餅」を注文しました。
    両棒餅

    情緒あるお店で、店員の皆さんも親切で色々と話をさせてもらいました。

    「鹿児島はね~、こんな寒い日はめったにないんだよ。珍しいときにきたね~、お客さん。また今度あったかい時に来てよ」と。

    ふと立ち寄ったお店での何気なく言われた一言が観光地全体の印象を決めてしまうことがよくあります。そういった意味では是非また伺いたいお店の一つになりました。

    霧島を望む夕刻です。
    霧島夕刻

    霧島夕刻②

    こんな景色は間違いなく思い出になります。
    こういったコンテンツを観光地側からもどんどん発信していくべきと感じている次第です。

    2006年12月27日

    山口宇部空港

    羽田から朝一で山口宇部空港へ。

    地方空港らしからぬ賑わいで正直驚きました。
    東京から山口に行くには新幹線では時間がかかりすぎるのでしょう。座席は年末とあいまってほぼ満席。

    観光の基本は交通手段の発達ですが、近年は東京からの路線整備が重視されすぎているような気がします。
    毎日運行させる必要はないけど、地方空港同士を結ぶ路線があっても需要はあるのではないでしょうか?

    2006年12月26日

    東京勉強会~忘年会

    今日は東京勉強会の年末忘年会でした。

    関東を中心に、真面目に旅館経営を考える勉強会を開催しているのですが毎回さまざまな現場の情報が集まり、勉強会参加施設様同士で互いを高めあうような会です。

    以下、盛り上がっている写真↓
    東京勉強会メンバー

    勉強会参加施設さまがぽろっとおっしゃった一言。
    「地域の旅館組合の会合とかだと、相互が競合なのでなかなか本音の話ができないのですが、地域が違うと情報を出し合えて、有意義ですね」
    とのこと。

    「志」を元に集まった集団は本当に強い絆で結ばれるものだなと実感しております。

    2006年12月25日

    感動したこと

    タクシーに乗っていました。
    (当然、都会ではなく観光地の)

    観光客にまぎれて、あり得ないスーツ姿なので嫌でも目立ってしまいます。たいていタクシーに乗ると「お仕事ですか?」と聞かれ、「まあ、そんなもんですわ」と話が始まります。

    色々なタクシー運転手さんがいます。
     ・景気が悪いと愚痴る人
     ・昼間から温泉ですか?と羨む人(まさか、旅館にコンサルティング指導に行きますとは言えませんので)
     ・仕事のついでに観光していると思い、郷土自慢をする人

    そんな中、今日乗ったタクシーの運転手さんは丁寧に地元観光地の案内をし、おまけに観光パンフレットまでくれました。
    これには正直驚きました。おまけにお仕事が早く終われば、「○×だけは見て置かれたほうがよいですよ」とまでおっしゃっていました。

    バリ島に旅行中に、島のバスドライバーのホスピタリティに驚いたことがあります。観光を「生きる生業」とし、ゲスト(観光客)に対しどのようなサービスを行うべきかという点を考えているな~、と行動の随所に感じました。

    しかし、正直日本でそのような「志」を持って観光業に従事している人がどれ程いるでしょうか?

    翻って、今日乗車したタクシードライバーさんの「行動」にまだまだ観光地活性化としてできる地道な努力があるのだなと切に感じた次第です。

    ちなみに以下一昨年のバリ写真です。
    バリ写真

    景観・食事もそうですが、「人柄に逢いたい」と思える点でバリは良い事例です。

    2006年12月24日

    ホワイトクリスマス?

    今日は飛騨高山に行って参りました。
    かれこれ、1年以上毎月高山に伺っていますが、今年は暖冬で未だ雪が積もっていませんでした。

    ホワイトクリスマス、、、を期待していたのですが寒さのみ身に凍みるクリスマスに。
    高山住民にとっては、過ごし易く大変ありがたい冬らしいですがスキー関連の仕事につかれている方々にとっては死活問題。
    但し、明日以降は雪の予報があるらしく一安心らしいです。

    観光業ってつくづく色々な要素に左右されます。
    但し、条件は皆同じですのでその要素を「ウリ」に転化できるかが重要です。

    本日訪れた本陣平野屋さんは、今年「和風クリスマス」というプランが大好評だったのこと。旅館でクリスマスなんて・・・という一般概念を打ち破った成果です。

    バレンタイン・ホワイトデーもよりバージョンUPされたプランを考案中ということで楽しみです。